赤いのに青い男…

戦国LOVERS　真田幸村の感想です。

えーーーっと（笑）、いい意味で青くさい人でしたよ(^^ゞ

そうですね、キャラ萌え系のゲームです、これは。
アマゾンでの評価を見るとかなり手厳しく書かれているのですが。
私は結構好きだな＞戦国Ｌ。（システムが良ければ、ここでもお薦めするんですがね(^^ゞ）
でもゲームをする形態や状況が変化しているのにシステムを変更しないのは、製作者側の不手際だとは思います＾＾。

さて、愚痴はこれぐらいにして、続きに感想を。
いやいや、やはり萌えるキャラじゃないので筆が…（苦笑）
ネタバレしてますので未ＰＬＡＹの方はご注意くださいませm(__)m

ネタバレしてます（反転でお願いします）

 

幸村は、本名　真田 源次郎 信繁 （さなだ げんじろう　のぶしげ）…と言うようです。
幸村という呼び名は、彼の死後におおきく広まったそうですが、今では公式にもこの名で記されるほど「ゆきむら」という名は彼のものとなりました。
（現存する資料では、本人が「幸村」と名乗っている書簡や資料はないそうです）
でも、まぁ…信繁というよりは、幸村、でしょうね！

そしてもう一つ。
どうやら幸村と伊達政宗は同い年のようなのです！！（驚）
幸村の没年時に伝えられている年齢から逆算すると、政宗と同年に出生したらしい…とのこと(^^)
ゲームをＰＬＡＹした方なら分かると思いますが、これは…笑えます！
あの…あの青臭い幸村と、あの超色好みの政宗が…！！
（ゲーム内での）育った環境か…はたまた本人の持って生まれた性質か（苦笑）
2人を見比べると本当に面白いです(^^ゞ。

さて、真田幸村という男。
正直あんまり萌えられなくて淡々とゲームを進めてしまいましたが（苦笑）、このルートでは主君である信玄の動きが面白いです。
実際に信玄と幸村には親子以上の歳の差がありますが、ゲーム中ではまさに赤子の如き扱われようです。
幸村の武将としての才能と能力を高く買いながらも、それだけではダメだ…と姫と接しさせることでもうちょっと色々なことに目を向けられる柔軟さを身につけさせようと――――って、こう書けば聞こえはいいけど、信玄は幸村で遊んでる気がする（笑）。

例えば、
姫のお世話を幸村にさせたり、
姫に槍の稽古をつけさせたり。
お世話だって、最初は着替えとかお風呂の世話までもさせようと仕向けるし、槍だって姫は習いたいなんて言ってないのに「…そうだったよな？」みたいに話を振ってくるし…（笑）
いやいやいやいや――――ホント年の功には勝てませんって(^^ゞ
なんというか…幸村ルートは、姫と一緒に（いや、それ以上に）慌てたりキョドったりする幸村を楽しむルートのようですね～＾＾。

そんなこのルートでは、かなり色んなキャラが出てきます。
宿敵　上杉謙信・直江兼続主従に加え、なぜか政宗・小十郎主従まで現れます。
しかも「姫を見物に来た」 → 「思った以上に美人だったから、このまま連れて帰る」とか言い出す始末で…。
ホント、何処の駄々っ子だよ＞政宗（苦笑）
まあ、その駄々っ子ぶりがかなりツボに来るんですけどね～(^^)

さてさてストーリーの終盤には、上杉が攻めてきたので、信玄・幸村は川中島へ出陣します。
これ、何が問題って…幸村は姫に愛用の十文字槍を預けて行くんです！
ダメだよ！　愛用の武器は持って行ってくれないと！
姫が凄く心配して、結局五右衛門に戦場まで連れていって貰うことになっちゃったじゃん！<(｀^´)>


（戦場のすぐ近くまで来て）五右衛門が槍を幸村の元へ届けに姫の傍を離れたときに限って、上杉主従が姫の前に現れます。
このまま越後に連れていっちゃおう…って軽い感じで話を進めていく上杉主従に対し、姫は拒絶しとりあえず武田の陣を目指して走りだそうとしたら、幸村が駆けつけて姫を助けてくれるのですが。
手にしているのは刀――！？
え！　五右衛門～～(>_<)　頼むよ～（苦笑）
それでもすぐに追いついた五右衛門がやってきて幸村に槍を返すと、姫をかついで武田の陣へ走ります。
それを……直江が隠していた鉄砲隊が発砲して、幸村が撃たれます！！
五右衛門を狙ったのに幸村にあたったのは不吉――として謙信はその場で兵を引き上げてしまいました。（ある意味スゴイわ…：苦笑）

甲斐に戻って幸村の看病をする姫。＜ん？　なんかデジャヴ…？？
あ！そうだ、小十郎も姫を庇って負傷して、姫に看病して貰うんだった＾＾。
ってことは…これは従者編にはデフォルトで組み込まれてるイベントなのかな？？
とりあえず熱に浮かされながら、幸村は「姫を…愛しています」と告白まがいの「うわごと」をもらします。
―――いつも思うんですが、人ってそんなに「うわごと」言うのかしら？？（爆）
や、勿論自分がＳＳ書くときも「うわごと」は小道具として十二分に活用するんですけど。
実際そんなに言うのかな～～？って思ってるフシもあって。

だって愛の言葉ですよ？
夢の中や幻想の中で、相手に対してその告白をしている…ということが前提なら、幸村からその言葉が（例え夢の中でも）発せられるとは思えないんですよ…。
それぐらいシャイな子なんです＞幸村。
（それとも、死を覚悟しての告白！？）
とにかく、うわごとの告白を聞きつつも姫は看病をし、幸村の具合はよくなります。
が、よくなったのに、幸村から姫は避けられるようになります（苦笑）
（これって…幸村本人はあの告白を自覚していたのかな？）

幸村ルートで見たＥＤは２つ（地獄と極楽…）

まずは「地獄終幕」
甲斐まで出向いた秀吉と家康に、姫はうっかり捕まって三河に連れてこられてしまいます（苦笑）。
そのことを知った幸村は、信玄が止めるのも聞かず姫を救出に三河へ。
三河 家康の居城で何とか再会を果たした姫と幸村ですが、そこから逃げる前に家康に見つかり戦闘に。
一度は勝ったかに見えた幸村ですが、倒したはずの家康は服部半蔵が化けた偽者。
休ませずに姿を現した家康と相討ちとなって―――-幸村、昇天Σ(ﾟДﾟ；ｴｰｯ!
まさかの死亡フラグに、ようやくこれが「地獄終幕」だと気づきました（笑）

けどね。
このＥＤは結構美しかったのですよ。
貴女を守れて良かったと、早く逃げて…と言い残して息を引き取る幸村に泣いてすがる姫。
その姫の目の前に信長が現れます。
相討ちの様をみて、邪魔者がいなくなったと。
これで三河も我がものにできると、鬼畜発言をして姫に手を伸ばします。
けれどもう、姫には覚悟が出来ていたので。
幸村の槍を手に信長を見据えます！
そして―――相手へと向けていた刃を己へ向け、自害。
愛しい人と共に滅ぶ結末を選ぶのでした(T_T)/~~~

美しい…があんまりなので、「極楽終幕」
三河 家康の居城にて再会を果たすところまでは大体同じ。
この後２人は、前田慶次の指示で利休の庵へかくまわれます。
快く受け入れてくれた利休は、２人を茶室の奥の隠し部屋へ。
２人っきりになり、ついに想いを告白して…結ばれる２人。（え！人様のお宅で！？Σ(ﾟДﾟ；ｴｰｯ!）
翌日庵を出て無事に甲斐に戻って、信玄に報告。
信玄には祝言を挙げることを勧められ、幸村もまたそのつもりだと答えます（笑）
戸惑う姫ですが、
「二度と貴女を危険な目には合わせません」
「俺は貴女の為にもっと強くなります―――」
抱き寄せられて、囁かれて口接けられて――。
まぁ、一応は結ばれた後なので。
あっさり結ばれた感は否めませんが…これって一応―――大団円ですよね？？（苦笑）


相手と結ばれることが最終目的なら……というか、それが基準になっているので、「極楽」の場合はそうなるみたいですね(^^ゞ
だったら、「続き」は望めないけれど「地獄終幕」の方が好きかな？
幸村の場合、結局 素で手を握ることすらできない…というほうがキャラとして合っている気がします。
極楽だと結ばれちゃうので、幸村っぽくないんですよね。
もっともっとシャイで奥手で…なかなか一線をこえてくれないもどかしさに萌える！（苦笑）
あのガツガツした面々のなかでこそ活きるそのキャラを、もっと十二分に発揮して欲しかった(>_<)