草食系男子のゆううつ

戦国LOVERS　＞　片倉小十郎　感想です！

結局、通常終幕は開けられないまま…（苦笑）
ですが、極楽終幕をみたので、「完結編」も開放されました＾＾。
こちらも極楽終幕へいきましたので、併せて書こうと思います。

それでは例によってネタバレ投下してますので、続きの先は反転します。
未ＰＬＡＹの方はご注意くださいませm(__)m
（２本分なので…長いです(^^ゞ）

ネタバレしてます！（反転でお願いしますm(__)m）


「本編」

奥州編　片倉小十郎景綱（かたくら こじゅうろう かげつな）　―――いわゆる、「竜の右目」と称される人です。
仙台藩の祖である伊達政宗の、守役から軍師としてその生涯を支え続けた人……なんですが。
えぇぇと、……すごく大変だった！
本当に大変だったよ！！
良識と常識をもち、主 政宗への忠義が先走るこの人は…最後まで本当にもどかしくてねぇ～(^^ゞ

確かに、国を滅ぼされた姫が頼るには奥州はまだ若く、成長の余地を残す将来が有望な国なのでしょう。
でも。
だからと言って、最初から小十郎の態度が結構キツくって…。
座敷牢みたいな部屋を与えられるわ、政宗への目通りを妨害されるわ。
このゲーム、もともと携帯ゲームだったので構成上１話ずつ区切りがあって、そのたびに次回予告の煽り文句がでてくるんですが、「小十郎の妨害で…」みたいな表現されてて、笑っちゃったなぁ＾＾。

設定上、主人公である姫は、絶世の美女…ということになっているんです。
（自分と余りにかけ離れた設定なので、やり難さは感じてしまいます：苦笑）
なので、出会った当初から姫の美しさに惑わされまいと、小十郎は必死なんです（笑）。
なんせ、ご当主 政宗 は色好み。
姫に手をつけない訳はないし、その条件として「打倒 信長」を約定することは想像に難くない訳で…。
伊達家を守るためには、姫と政宗の接触を回避させなくてはいけなくて。
そうしたら――――ミイラ取りがミイラになっちゃったんですね！（爆）

きっかけは、政宗への初回の目通りの時。
政宗へ危害を加えないとも限らないので、「身体検査」を要求されます！！Σ(￣ロ￣lll)
ど……どこのスパイ映画ですか！？
いくら携帯ゲームとはいえ……。
いくらスチルなしとはいえ……。
この展開は正直ビックリしました（笑）。
（後で、政宗から小十郎へのいたずら…というか腹いせだったことが判明しますが…：苦笑）
でも姫は必死なので、スパっと脱ぎましたよ！（選択肢がありましたけどね）
ここで小十郎の目は姫に釘付けです！（爆）

多分ここから小十郎は、葛藤の連続だったんだと思います。
（政宗の夜這いを阻止するのは、立場と同時に本心でもあったはず♪）
守役としての立場と己の心情の狭間で揺れに揺れたのでしょうが（笑）、そんなことは知りません！
必死なのはこっちも同じですから！！

祖国と家族の敵討ちのため。
五右衛門を救うため。
（ＳＳにも書きましたが）捕えられた五右衛門を救うため、小十郎の部屋へ単身乗り込むときは本当に手に汗握りました！
小十郎の鬼気迫るスチルに惚れ惚れしつつも。
「寄らば斬る」のセリフには、小十郎の苦渋の心情が見てとれました！

つまり―――姫に惹かれているからこそ、触れられたら己を保つことが出来ないと、自覚していたのでしょうね！

そして緊張状態が解け偶々笛の話題になり、姫の笛の腕前を披露することになり。
小十郎の笛を借り受けて、少しだけ演奏します。
このときの小十郎…（笑）
「某（それがし）の笛を使うとなれば、笛を介して互いの唇が触れますが…」と一応口にするのですが、どうも滑舌が悪かったようで姫には何と言ったのか聞こえませんでした！！（爆）
こういう所が純情なんだなぁと思わせるのですが…。
ちょっとよく考えて！！
絶対、姫よりも結構年上だから！＞小十郎！！（笑）
多分純情で通せない歳だから！！

この笛を披露した事によって、小十郎の感情が随分柔らかくなります。
この後から怒涛の展開です。
２度も織田に攻められて、１度目は小十郎が姫をかばって負傷…２度目は政宗が毒を盛られて倒れ、小十郎が政宗の影武者として戦います！

地獄終幕では、この最後…政宗は燃える城とともに斃れ、小十郎もまた姫と五右衛門を逃がすと政宗の後を後を追います。（涙）
最後の別れの時に小十郎が両眼で姫の顔を見る…というスチルはとっても哀しくて…。
このＥＤは辛いなぁと、本当に思いました！！
だって――――姫自身もまた、祖国の滅亡を思い起こすでしょう。
そして奥州に同じ道を辿らせた事を、絶対後悔すると思うんです。
自身を呪わずにはいられないと思うんですね！
（そしてこの時代なら、最優的には出家＝仏門かな…と）


だから、やっぱりここは、極楽終幕で！
晴れて織田軍を退け、政宗に許された２人は許嫁となりました！！ヽ(^o^)丿
誓いの口づけを政宗に求められ、小十郎は姫の手に口づけをしながら

「独眼竜が天に昇るまで…しばしお待ちください。この片倉小十郎、それまであなたの盾にも矛にもなりましょう…」
（照）…草食系は！これだから！！（笑）
これはね～、本願成就するまでは、絶対手を出さないって予感がしますよ！
もうちょっと…もうちょっと、肉食になってもいいんじゃない？？
てか…なってくれない？？


「完結編」

きた！　予想通り、なんか変な方向から話が始まりました！！
本編で想いを通わせたはずなのに、いきなり「やっぱり政宗が姫を愛してるから、無理」ってどーいうことっっ！！！(ノ－o-)ノ　┫
いきなり家臣から恋人を譲られた政宗の立場はどーなの！？
小十郎！　そーいうところ、忠義と何かを勘違いしてると思うの！
そんなの皆を傷つけるってわかってよ～(>_<)
そして出ました！！

禁断の！！　＞伊達成実！（爆）
……ここで深く成実については書きませんが（苦笑）
いい性格してるよ！この男！！！
政宗もいいんだけど、私にとってはその上を行きました！（爆）
最初から姫に対して否定的だったのは小十郎の最初の頃と一緒なんですが―――こっちの方が色気あり過ぎ！！

でも、伊達家大事、政宗大事は変わりません。
だから、ウィリアム・テルよろしく姫の頭上に柿を載せて、それを射ろと小十郎に要求します。
小十郎が射らねば、自分が射る、と。
（小十郎の目を覚まさせる同時に、姫の覚悟も確かめたという…：苦笑）
このときのスチル（小十郎と成実が並んで弓を構えてる♪）が、超かっこいいｖｖ
成実に諭され小十郎は覚悟を決めます。
主君の愛する人でも……自分も真摯に姫と想いを交わそう、と。（成実…美味しいな…）

そしてこの後、この完結編で一番のドキドキが！！

突如送られてきた明智光秀からの書状に、姫の名前が書かれていた事によって成実に内通の疑いをもたれた姫は、軍儀で小十郎が留守の間に姫に真偽を確かめに来ます！
それも―――「体に聞く」って！！！Σ(￣ロ￣lll)
え…いいの？
そーいうの、していいの！！？？
と思ってたら、本当に押し倒された！！（爆）
――――多分これ、選択肢的には「小十郎の名を叫ぶ…」（だったかな？）が正解なんだろうと思ってそっちに進みましたが（苦笑）
小十郎の名を泣き叫ぶ姫の様子に絆されて、成実は何もせずに開放してくれるんですが。
まずいんじゃないかなぁ？イロイロと（笑）。

で、小十郎登場＾＾。
成実が姫を押し倒したと聞いて思いっきり成実を殴りますが、まだ腹のうちが収まらない様子（笑）。
だから姫も一発成実を殴ります。
やられた事はやり返す――って、姫…強いね(^^)。

この後小十郎と成実は、明智からの呼び出しに応じ利休の茶室で密談をします。
ここで色々ふっかけられて、小十郎が突然その気になって姫と結ばれて―――姫、ご懐妊…(ーー゛)
ちょっと展開が早くてついていけなかったんですけど。
ここでまたしても小十郎の誤作動が！！（爆）

主君の愛する人と結ばれたばかりか…身ごもらせてしまうなんて…！と姫に刃を向けます！Σ(￣ロ￣lll)
だから！
忠義の意味を履き違えてるから！！＞小十郎！　ちょっと落ち着いて！！
ついでに、それを政宗に報告して沙汰を待つって……。
ちょっと本当にあなたはＫＹだわ！！
最終的に、政宗と成実に諭されたり殴られたりして事なき（？）を得るんですが…本当に疲れる。

このあと、明智との密約通り織田信長を打つべく政宗と小十郎（と五右衛門）は出陣します。
成実は留守居役…。
めっちゃ心配なのは、私だけ？？（笑）

そして地獄終幕から。
本能寺で小十郎が信長を討ち、織田を滅ぼしたことに満足する政宗たち伊達軍を、織田家臣軍が包囲してせん滅。　明智～～！裏切ったな！！（怒）
そして小十郎の無事を願いながら帰りを待つ姫の元に、その知らせを伝えに成実が来ます。
…政宗も小十郎も五右衛門も、討ち死にした、と。（号泣）
そして奥州のすぐそばまで明智軍が来ていると。
もうここは戦場になるから、逃げろと。
共に果てると言う姫を、「もう一人の小十郎がお前の身の内にはいるだろう…」と成実は諭します。　（また…美味しいな、成実）
それにより泣く泣く姫は単身落ちのびて――何十年後かに、明智の世をうち滅ぼす武将こそが小十郎と姫の子（または孫？）だった…という語りで終わりました！
辛いな～～(>_<)
子供の事を考えて生き延びてくれ…なんて、本当に残酷！

だからここは極楽終幕で！＾＾
本能寺で小十郎が信長を討ち、明智は政宗に織田の残党から自分の身を保護してくるよう頼み、退場。
意気揚々と凱旋してきた政宗主従を姫は出迎えます。
姫の為に小十郎が信長を討った…と兵士たちが鬨（とき）の声をあげ、照れながらも小十郎は姫に結婚を申込み、誓いの口づけを(^^)。
このときの誓いのセリフが…。
「お覚悟を…」と言われた時は結構ぞくぞくしてしまいました(^^ゞ。
そうか！やっと本気になってくれたか！と。（＞遅いよ！！）


本編～完結編にかけて一番物足りないと感じたのは、小十郎が姫への想いに忠実に行動してくれなかったことでしょうか。
最初は、いわゆるツンで。　（うん、これはいいんだ！）
でも惹かれ始めてからもずっと晩熟（おくて）で。　（もどかしいっ(>_<)）
ようやく想いを通じ合わせたかと思ったら、「身を引く」ときた！
正直、それはないだろ～って思いました！
いくら主君の想い人とはいえ――それなら想いを通わせず、最初から拒否してほしかった！
受け入れてくれたのなら、何があっても手を離してほしくなかった！
小十郎ルートは、「ソコがいい」と言えるのかもしれないけど。
その局面で「ソコを乗り越える」情熱を見せて欲しかった！！！

まぁ最終的には真正面から姫の事を愛してくれるのですが。
こう……不完全燃焼な感じが少し残る小十郎ルートでした(^^ゞ。