カヌチPSP……販売延期になって悲しい(<あ、ネタ的には鮮度が落ちてる…??)
戦国L にうつつを抜かしてたから、お怒りなのかしら…な~んて(^^ゞ。
いやいやいや。
折角だから、PSP版の発売に合わせてカヌチで何か出来ないかな~?って考えてたら…まさに原点回帰。
シンさんのSS、降りてきました^^。
っても、このシリーズは基本微糖なので。
いつも通り物足りない感じです(^^ゞ。
それでは。
お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
空はピーカンに晴れていて。
大切な人と穏やかに過ごすのにぴったりな。
そんな温かな一日だったのに。
「いーもの見つけたんだ♪ とっておきだよ」
そう言ってシンはアキの手をひいて、ぐいぐい進む。
「ま、待って下さい…!シンさん…!」
街中で手を繋いで歩く…なんて事、アキは慣れていない。
だから恥かしくて…人の目が気になって…。
頬を赤らめたまま、アキは何とか手を解こうとするけれど。
「ダーメ。 はぐれちゃいけないから手を繋いでおくんだよ♪」
「で、でもっ……恥ずかしいんです…!」
「いいじゃん、別に。―――俺たち、恋人でしょ?」
「/// そ…ういうこと…大きな声で言わないで下さい」
「なんで? 俺はアキちゃんを独り占めしたい。誰にも触れさせたくない。―――俺以外の誰かを見て欲しくないよ…?アキちゃんは?」
「ぅ………」
足を止め、改めて見つめられて問われる…。
「俺が、他の女の子と楽しくおしゃべりしたり、優しくしたり、色々構ってあげたり―――そういうの、してもいいの?? アキちゃんはそれで、平気?」
シンが今までしてきたような事を具体的に言われ、簡単にその状況を想像してしまって……アキは言葉に詰まる。
「…ん?」
「―――― …っです…」
「んん? 何?」
小さく答えたアキの声が聞こえなくて、もう一度聞き返すと何とも複雑な表情でアキは、
「……ぃ…や…です。 意地悪だって思われても……シンさんは私の…」
「『私の』…?」
「/// ッ……こ、恋人……なんですよね!?だったら…!」
「ぶぶーっ!」
「え!?」
アキの言葉を遮るように不正解の声をあげると、シンはアキの肩を抱き寄せ、唇が触れ合わんばかりの至近距離に顔を寄せた。
「/// シ…シンさん!?」
「『恋人だから』 じゃないでしょう?」
「ぇ…」
「『好きだから』――― 独り占めしたいんだよ。…違う?」
そっと耳元に囁いて、シンはアキの心を手繰り寄せる。
ぼんやりとした…形の無かった感情は、そうした言葉を与えられて明確な自覚と意思を宿す。
「『好きだから』 見つめていたい。 『好きだから』 触れたい…」
好きだから―――相手を、独り占めにしたい。
「……は…い」
「だったら…正解は?」
「…シンさんが好きだから……他の誰かに、優しくしないで…」
真っ赤になりながらもはっきりした口調でアキは答えた。
その言葉を聞いてシンはようやく嬉しそうに微笑んで、
「よくできました」 …ちゅ
囁きと共に優しい口付けをアキの頬に落とした。
「っで、でも!」
「んん?」
「ソレとコレとは、話が違いますよねっ!? て…手を繋ぐ事とは」
「違わない 違わない♪」
「え!?そんな…!」
必死になって話を戻そうとするけれど、取り合う風のないシンはしっかりアキの手を握ったまま再び歩き出し。
それに引っ張られる様になりながら、尚もアキは抗議して。
そうして―――。
結局シンに押し切られたままアキはヤカミの街を通り抜けることとなったのだけど。
それは爽やかな、高い高い空の下で繰り広げられたちょっとした一幕…。
♪BGM with【嵐:ROCK YOU】
……僕の心が心へ 伝える今そっと 愛してるのサイン…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。