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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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うたの☆プリンスさまっ より 藍春歌 捏造SSですっ\(^o^)/


まだ、藍ちゃん熱が収まりません(苦笑)。
っても、本編(All Star )をプレイするつもりは全っ然無いんですけどね!
(FDは……否定しきれない自分がいる・・・)


先のSS(Cutting better )の続き、でもあります。
捏造SS なので)口調とかナンヤカンヤが公式と違っている処が多々あるかと思いますので、そういう部分を許せる心の広い方は、続きの先へお進み下さいませm(__)m。

お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m。







「ん、メロディラインの基本はこれでいいんじゃない」
何度かデモテープを聞き終えてボクがそういうと、彼女はほっとしたように小さく息をついた。
「こら。『基本は』って言ったんだよ。OK出した訳じゃないんだから気を抜かない」
「はいv」
ボクが注意すると、照れ隠しに舌をちょっと出して彼女は笑った。
「ところで――――なんでまだ二人ともいるの?」
「え?いや、どーなることかとヒヤヒヤしたもんだから、」
「素敵な曲でした~♪ 春ちゃん、次は僕たちにも作ってくださいね!」
部屋の奥で(一応は)おとなしくしていたお邪魔な二人に水を向けると、予想通りの答えが返ってくる。
いわく。
興味本位と好奇心ってところだよね。
…ボクたちは君らのゴシップのネタじゃないってのに。
「ショウ、ナツキ。君たちには関係ないでしょ。」
「関係なくはないだろ? 俺たちはマスターコースで藍の指導を受けてたんだし」
「はい♪ 僕たちは仲良しですよね!」
「…仲良くした覚えはないんだけど。 さて、どうしよっか……このままウチに来る?」
「え?」
テーブルを片づけている春歌にそう声をかけると、彼女はきょとんとした顔でこちらを見上げた。

「!おいおいおいっ、何だよ急展開!」
「僕も藍ちゃんのおうちに遊びに行きたいです!」
予想通り、お邪魔な二人がすぐさま反応を示す。
「この後仕事が入ってるんでしょ」
「なんで知ってる…普段俺たちの事なんて興味ないくせに」
「駆けだしアイドルが仕事に遅刻なんて許されることじゃないよ。さっさと行けば?」
「くぅ…相変わらずだなぁ!ってもマジ時間、ヤバイわ。ほら、那月行くぞ」
「春ちゃんバイバイ~♪」
ナツキを引きずるようにしてショウは部屋を出て行った。
それを見届けて振り返ると……彼女は固まったまま。
まだ動けずにいたみたい。
「―――髪…整えてあげるって言ったでしょ? あんなに大騒ぎして、もう忘れちゃったの?」
「///ぃぇ! っでも…! あの…先輩の…おうちなんて…」
「……ボクのウチっていうのは、冗談。 大きな鏡もあるし、ここでしてあげるよ」
「!は…はい、よろしくお願いします!」
ボクの言葉に、彼女はほっとしたように笑ってピョコンと頭を下げた。


一通り道具を借りてきて、彼女を鏡の前に座らせる。
少しずつ毛束を摘まんで頭頂部に引っ張り上げて、毛先にナナメにハサミを入れ、角度と高さを変えて自然な段差を作っていく。
顔にかかった髪をパウダーブラシで軽く払ったら終了、という所でふと彼女を見ると、何の疑いもなく目を瞑ったまま…。
「―――キミはボク以外の人間の前でも、そんなに無防備なの?」
「え!?」
瞳を閉じて、心持ち顔をあげて。
そう…前髪を切りやすいようにと 自然とそんな風にしてくれているんだろうけど。
これじゃまるで……『何か』を誘っているみたいだね?
「………無防備すぎだよ…」 CHU
「!!??っ///」
柔らかな彼女の桜色の唇に、ボクはそっと自分の唇を重ねた。
その甘い体温に……一瞬、感じるはずのない眩暈のような感覚を覚える。

「///~~~」
何が起こったのかを理解した春歌の顔は、見る見るうちに赤く染まった。
「………真っ赤だね……」
「/// せ、先輩の所為です~」
「ほら、動いちゃダメ。ケガするよ」
わざとハサミの音をさせると、春歌は顔を覆おうとして上げかけた手を慌てて下ろす。そして代わりにギュゥっと目を瞑った。
無防備…とは言わないけれど、でも、無抵抗なその態度って。
「ねえ? …それって―――――逆効果、」
彼女の頬を包み込むように手を添えて、ボクはもう一度キスを落とした。

「////// ~~みかぜ、せんぱぃ~…」
ついに彼女は涙声になって僕を見上げた。
「ごめん。だって…あんまり君が、かわいいから…」
「/// そ、そーいうのは、反則です…」
真っ赤になって…瞳を潤ませた春歌の額に自分の額を合わせる。
データよりずいぶん高い体温が伝わってきて、ボクは思わず笑みをこぼした。
そんなボクの表情に気づいて、彼女は少し頬を膨らませる。
「怒った??」
ちょっとだけ不安になって尋ねると、彼女はすぐに吹き出した。
「さっきは、私が先輩を怒らせちゃったから…これでアイコです」
気持ちが落ち着いてきたらしく、彼女は柔らかく笑った。

「―――ねぇ…春歌……ボクは君といると、眩暈のようなクラクラする感覚に襲われるんだ…。そんな不確かな感覚(モノ)、ボクにはあるはずないのに…。君といると――――ボクはまるで生まれたての子供みたいに、新しい感覚ばかり……学習するんだ…」
「美風先輩…」
「でも困ったことに、その感覚が不快って訳じゃなくてむしろ―――愛おしいとさえ思ってる……。もちろん、『愛おしい』っていうのは、ボクが勝手に名付けただけなんだけど…」
「私も、」
「うん?」
「私も…美風先輩と一緒に居ると、ドキドキ・グルグルしちゃっていつも、情けなかったり恥かしかったりします――――でも、」
ボクをまっすぐに見つめる瞳。
「ソレは、全然イヤじゃないです」
「うん………知ってるよ」
「先輩となら、もっと、」
「もっと?」
「/// もっと………ドキドキしたいって、思うんです…」
「クス…聞こえないよ。もう一回言って?」
「!…先輩は、少しイジワルです…!」
「イジワルじゃないよ。言ったでしょ?…君と一緒にいて感じる眩暈のような感覚が、嫌いじゃないって。…もっと感じたいんだ。だから…ねぇ?」
再び上昇しだした彼女の体温を感じながら、ボクは誘うように囁いた。


「もっともっと…ボクをクラクラさせてよ、ね」



THE END




□ ベルル的言い訳 □

ホントはもっと攻めるつもりで書き始めたんだけど、藍ちゃんってば自ルートで「キスしていい?」ってお伺いをたてたんですって??
やー、これはあんまり先走っちゃイカンだろう!と、少し距離を保ちつつ、誘ってみました^^。
何となく藍ちゃんの感じが出てるでしょうか~??

私にしては珍しく年下キャラに萌えてるんですが、きっと『小悪魔』な感じがツボったんだろうな~と分析してます。
藍ちゃん、いいよ!藍ちゃん!!ヽ(^o^)丿

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ベルル
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非公開
自己紹介:
乙女ゲームもブログもまったくの初心者が管理人をしております。
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。

こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。

なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。
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