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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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ラスエス3 > 柊いずみ(R18) です!!


すみません!!
毎年恒例(!?)の、 「正月早々から 要 懺悔!SS」 の公開です(爆)。

だって久々のラスエス3ですもの!
ちょっとくらいハメを外しても良いですよね~~!!ヽ(^o^)丿


ということで、お進み頂ける方は続きの先へどうぞ!
気持ち 性的描写を含みます!
18才未満の方、苦手な方はご注意くださいませm(__)m





ゆるゆると髪を撫でられる心地よさに小さく身じろいだ。
「…ん…」
「起こしてしまいましたか?」
思ったよりも近い距離からのその声に驚きながらも、いずみは冷静に現状を確認する。
「今……何時ですか…?」
「まだ、夜の11時を少し過ぎた所です…」
ということは、まだ『今日』のことだったというのか…。
今も、この身の奥に残る熱を与えられた…あの情事は…。

「――――」
なんというべきか…言葉を探していたら、柊の手が肩から背中へ…滑り落ちるように撫でて、いずみの身体を抱き寄せる。
そして頬を擦り寄せ問いかけられた言葉は、
「怒っているのですか?」
「―――自覚があるんですか?」
嘘だ。
怒ってなどいない。
けれど常には聞かない殊勝な言葉だったので思わず乗ってみた。
そう、怒ってなどいない。 ただ、予定外のコトだっただけなのである。


そもそも何故こうなったのか。
正月2日 早々に、実家に帰省していた柊が帰ってくるというので、地元の駅まで出迎えに行った。
ただ偶々、仕事で新年パーティに顔出しして、その時着付けた着物姿のまま直行したのだ。
照れくさかったが思いの外 着物姿のいずみを喜んで、褒めてくれたので、ホっとしつつ いずみは柊と二人で、柊のマンションまでの途中にあるという小さな神社で初詣をして、帰ってきたのである。
そこまでは、よかったのに。
マンションについて一心地ついたところで―――柊に抱きすくめられた。
一応は拒んでみたものの、抵抗むなしく あっという間に着物を脱がされベッドに連れ込まれ…今に至る。
シーツと毛布と、柊の素肌以外を感じないということは、そこに連れ込まれるまで身に着けていた肌襦袢やらは早々にベッドから追いやられてしまったのだろう。
冷静に分析するほど、頭が痛い…。


ふ…と、柊が笑みを刻む空気を感じた。
頬を擦り寄せられているのでその表情を見ることができないが、恐らく薄い笑みを刻んでいるに違いない。
「……柊さん??」
「まぁ、貴女が怒っていたとしても、謝るつもりはありませんよ。 ………貴女が、鈍感さんなのが悪いのです」
す、と身を退くと、もう片方の手でいずみの鼻をキュとつまんだ。
目の前にある柊の顔は、拗ねたような言葉とは裏腹に楽しそうだ。 けれど…。
「いった…! もぅ、柊さん! ――――何か、あったんですか?」
自分の鼻をつまむ 柊の手を払いつつ、いずみは両手を差しだして柊の頬を包んだ。
まっすぐに自分を見つめ返す柊の瞳にドキドキしつつも、昼間自分が神社で願った思いがよみがえる。
―――柊さんが幸せになれればいい……この人の、願いを叶えて下さい、と。
今更ながら、殊勝なことを願ったものだと思うけれど。

「話せないことなら無理にとは言いませんけど……私で力になれることがあるなら言って下さいね」
「なぜ、そんなことを…?」
柊の指先が、いずみの唇に触れる。
その柔らかさを、その熱を、堪能するように ゆっくりと輪郭をなぞる…。
それはまるで、唇から直接 言葉を聞いているかのように感じられた。
「/// だって…その…」
「なんですか?」
とたんに いずみの頬に朱色が差す。
揺らぐ瞳を逸らしながら…言葉を選びつつゆっくりと音を紡ぐ。

「―――いつもより……行為が、すぐ、だったから…」
そのようなことを、なぜ口にしているのか。
分からないまま、恥かしそうに口にしたいずみに、
「えぇ…そうでしたね。…いつもより前戯が物足りませんでしたか」
「!!ちが…っ!そうじゃなくて!/// ……その、なんか…すごく―――いっぱいいっぱい愛されたというか…余裕がなかったというか…」
いつももっと焦らされ、ねちっこい愛撫を繰り返すのに……さっきはそうじゃなかったから。
何か、心配ごとでもあるのかと思ったのだ。
「―――ふ、貴女は、妙なところで勘が鋭い…」 
「え!? じゃあ、やっぱり何か…っっ」 ちゅ…
心配そうにのぞきこむいずみの頬に、額に、まぶたに、鼻に触れるだけのキスを落して、柊は彼女の身体を抱きしめた。

「柊さん?」
「今日―――神社で、貴女は何を願いましたか?」
耳元に唇を寄せて、そう問われる。
低く甘いその響きに、ゾクゾクと這い上がってくる感覚を止めることができない。
「ね、願い事は、人に話すものじゃないって…言ってたじゃないですか…!っぁ…」
「わたしも教えてあげますから……聞かせて下さい…ね?」
耳朶を甘噛みしながら、誘うように囁く。
そんなふうに弱い所を攻められては、抗うことなんて到底無理で…。
「~~~~っ…柊さんの、願い事が…叶いますように…って」
「――――」
「柊さんはっ……何て、お願いしたんですか!?」
恥かしいから、何か言われる前にいずみは慌てて聞き返した。

「……来年もさ来年も、そのさきもずっと…今日とおなじ正月がむかえられますように…と」
「??…それって、お願い事になるんですか?」
思わず首を傾げて問うたいずみに、柊が笑みをこぼすのが感じられた。

「本当に―――貴女は恐ろしい程に、罪な人ですね」
「んんっ…!」
そして貪るような激しいキスをされ、いずみは身体じゅうに一気に熱が溢れるのを感じた…。
「/// ひいらぎ、さん…!」
「貴女は知らないかも知れませんが……正月 二日にする その年初めての男女の営みを、ヒメハジメというのですよ」
「!?」
「要するに、わたしは貴女とヒメハジメがしたかったのです…」
そう言いながら柊の右手がいずみの左膝を掬いあげた。
「ちょ、まって……それならもう、さっき…!!」
身を捩って逃れる間も無く、柊の熱く昂ったものを押しあてられる…。
「先ほどのでは満足いただけなかったようなので―――仕切り直しです」
「そんな…結構です…!」
無駄だと知りつつ拒否してみても、柊は気にした風もなくいずみに身体をピタリと重ねる。 
重なり合う熱が、お互いの感覚を更に昂らせるから……観念して、いずみは身体の力を抜いて柊に身を任せた。

「も、う…ヒメハジメじゃないですよ」
甘い愛撫に酔いながら、唇を尖らせて言う恋人に笑みを零して 柊は囁いた。
「大丈夫…まだ、ギリギリ二日の内ですから…ね?」


 -終-



 
 ◇ 言い訳デス ◇

何気に、去年UPした「ネガイゴト」の続きになっています。
というか本当のことを言うと、当初の予定ではここを書きたかったんです(*^_^*)。
でも、前半部分で思った以上にシリアスにまとまってしまったので、R指定の部分まで突っ込まなくてもいいか…と(苦笑)。
いやでも、1年越しですがちゃんと書けてヨカッタヨカッタ♪
ちなみに。 内容はぶっちゃけ、ピロートークなのでR指定までしなくて良いかと思ったんですが、最後に柊さんがやる気を出してしまったので念のため、Rにしておきました orz

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ベルル
性別:
非公開
自己紹介:
乙女ゲームもブログもまったくの初心者が管理人をしております。
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。

こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。

なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。
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