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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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三国恋戦記SS > 公瑾花 です。


恋戦記のバラエティディスク、発売延期が残念です(T_T)。
といいつつ、ちょこちょこメモってた100%お遊びネタに手をつけてしまいました(*^_^*)

こーいうのなんていえばいいんでしょうか?
パラレル?…じゃないと思うし。
やっぱパロでいいのかな!(笑)
PSP追加分を終えた後、(整合性も何もあったもんじゃないのに)ただ書きたいって思ってしまったんです…m(__)m。

し、か、も、

またしても、着地点見えず!!orz
(終わり方はなんとなく見えているんですが…。)
そう!
この『ネタ』に手を出してみたかった、という本当の意味での『興味本位』??(<バカ~)
(ネタ的には「漫画向き」だよな~と思いつつ^^;)
だから、ちょっと無責任ですが。
コレ―――落ちる可能性アリマスm(__)m。


とりあえず、いままでこのサイトでアップしてきたSS

とは毛色が違う
ってことだけ、先に言わせて下さい!


そして…お遊びってことで なまぬるーく見てやってくださいませ。
※ノーマルに恋戦記の世界をお望みの方は、廻れ右! をお願いしますm(__)m。



(PSP 公瑾後日談後のお話)

・・・ ネタ度100% ですが、よろしいですか!?














その日、最終の仕事である竹簡の整理を終え、花は側机に座って一息ついた。
もろもろの伝達などで部屋を出ていた公瑾が、もう戻ってきても良いころあいなのだが…
そんな気配はない。
思わず欠伸をひとつこぼして、花は体を前に倒して頬を机にくっつけた。
ひんやりとしていて気持ちいい。
「ん~…眠くなってきちゃった…。なんか…枕になるもの、ないかな…」
重い瞼にこらえきれず、花は近くにあった『何か』を手探りで抱え込んで枕代わりにすると目を閉じた。


(……そーいえば……あの子、公陵くん、かわいかったなー。 もうおうちに帰っちゃったかな~。もっとちゃんと、お話、したかったな…。ふふ……公瑾さんの子供の頃って、どんなだったんだろう? こっちの世界には写真とか無いし―――似せ絵とかなら…あるのかなー。…本人に聞いても教えてくれなさそうだけど……。 ……会って、みたかったなぁ…子供の頃の、公瑾…さん。…きっと、とってもかわいい)
ウトウトしながらそんなことを考えつつ―――花は『何か』を枕にしたまますっかり眠り込んでしまった…。


「――――また、このように無防備に…」
用事を済ませ執務室に戻った公瑾は、側机に突っ伏して眠る花を見つけるとあきれ顔でため息をついた。
見たところ、頼んでおいた竹簡の整理は終わっているようだが、誰が入ってくるとも知れない公の部屋である。
危機感が足りないと何度も口にしているが、彼女の本質故か、のんびりしたその性質が変わることはない。

起こしてお小言でも…と思った時、
「こう……さ…」
「!……」
小さな寝言とふにゃ…と締まりなく笑み崩れたその寝顔に、思わず毒気を抜かれてしまった。
「……貴女という人は本当に…」
半ばあきらめの気持ちで、周囲を見回して何かかけてやれるものがないか探す。
…と、部屋の隅にかかっていた小さな衣に目を止まり、また知らずため息が漏れた。
先日偶然鉢合わせたイトコの子「公陵」に用意してやった衣だった。

「(人騒がせな子供ですよ、まったく)」
自分を『父』と呼んでくれたおかげで大変な目にあったことを思い出し、苦々しい表情を浮かべながら、公瑾はその隣にかけてある自分の衣を取り上げ、花に側寄り肩からそっとかけてやる。
「ぁぁ……幸せそうに眠って………」
先ほどのニヤついた顔のまま眠る恋人に相好を崩しながら、頬にかかる髪をすくい上げてやろうと手を伸ばしたところで、彼女が枕にしている『何か』が目に入り公瑾はぎょっとした。

「『本』!? なぜ、このようなものを持ち出して…」
ぴっちりと封印を施してある「本」は、風で開いたりなどしない。
けれど、誰が興味本位でそれを手に取るかわからないというのに、このように枕にするなど…不用心にもほどがある。
あわてて、でも慎重に。
公瑾は彼女の頬の下にある「本」に、手を触れた。


その時。

「!? っっ…」


強い光が視界を満たしたかと思ったら、くらりと世界が傾いだ。
慌てて体に力を込めて自身を支えると、かつての記憶から周囲の様子をうかがう。
まさかとは思うが、また時空を飛ばされて森の中に立っていたという状況では…と、瞬時にそこまで考えて違和感を覚えた。


「…………?」


部屋―――である。
そう、自分の執務室。


けれど―――明らかな違和感。
?……大きさが、違う…。


「これはいったい…」
ぐるりと首をめぐらして周囲を眺めてから己の手に視線を落とし…。


「………手…」
だらりとダブついた布地の先にちょこんと見える小さな手のひら―――。
そこから、視線を己の足元にやる。
床に広がる布地は、確かに自分が身にまとっていた衣の色…。


「ま、さか…」
ハっとして、手を 足を それぞれ動かしてみるが、まとわりつく衣のせいか自由に動かすことがままならない。


「―――小さく、なった…!?」
ようやくその結論に至って……けれどさすがに理解が追い付かなくて、もう一度己の姿を見直すと。
そこには――――ダボダボの衣に身を包んだ幼い少年の姿があった。



 -続く- 

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自己紹介:
乙女ゲームもブログもまったくの初心者が管理人をしております。
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。

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なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。
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