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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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はい!三国恋戦記SS 攻略外です!!(苦笑)

スミマセン~(^^♪、 甘いの、ネタ切れで~す(汗)
てか、そもそも私のは糖度不足なのですが……それを改めて自覚すると激落込みなので。
ほら、休み中って仕事に逃げることが出来ないから!
落ちると浮上できないんです^^。
ので、攻略外で!!

一応これでも別に甘々なSSを妄想してたはずですが…ちょっと道を外しそうでして…(苦笑)。
この後はもしかしたら、捏造ED系・シリアス系が続くカモです(というか、今現在それに手をつけてます…m(__)m)
うう、自分で自分が読めないので、予告とか予想はやめといた方がいいですね!

例によってあの組み合わせでのSSです。
続きの先は、反転してませんので、攻略外に興味のない方はスルーしてくださいっ!m(__)m

それでは、お楽しみ頂けましたら幸いです(^^ゞ


攻略外ですよ!!!

よろしいですか!?





※ 元譲→花←孟徳 という感じ^^
 

 

「元譲!元譲!!…こっちに来てみろ!」
上機嫌の孟徳の声が聞こえる。
宴の前の手持ち無沙汰な時間だったため、元譲は断る理由も無く、呼ばれた部屋へやってきた。
「失礼する」
「ぁ……元譲さん…」
「!!!…お前………その、姿は…」
部屋に入るなり元譲は絶句する。
そこには、常とは違ってこちらの美しい衣装をまとい髪を頭の高い位置でまとめあげた異国から来た少女 花がいて…。

「可愛いだろーーっ??…思ったとーり、こっちの衣装もちゃんと似合うんだよね♪ 花ちゃんはvv」
彼女の姿を腕組みして眺め、上機嫌の孟徳がこちらに声をかける。
思わずその姿に見とれていた元譲は、あぁ、とか…うむ、とか…要領を得ない生返事をしていた。
「あの……おかしく…ないですか?」
「すっごく似合ってるよ!! な?元譲?」
「……ぅ…む…」
「ね、ね、…くるっと廻ってみてよ!」
はしゃぐ孟徳に促されるままに花はそろりとその場で一回りした。

正面から見ていた時より、後ろ姿が目に入った途端に心臓が跳ね上がる。
―――普段髪をおろしている彼女の、白いうなじが露わになっていて……後れ毛がすこし影を落とす様が、これ以上ないほど艶っぽくて。
「(なんだ!?……まともに…見られん…!)」
慌てて元譲は彼女から目を逸らす。

美しい女ならば、これまで何度も目にしてきた。
勿論、それらはすべてここに居る「女たらし」の機嫌を取るために集められた、献上品がほとんどだったのだが。
それでも、確かに絶世の美女と言うのは存在するもので、誰もが目を奪われ溜息をつかざるを得ない美貌と言うのは存在する。
しかし。
これは………それとは全く別の力を発揮しているように思える。
なぜこれほど目を奪われ、心をかき乱されるのか……。
堅物の元譲にはその答えが分からなかった。

「(悩んでる、悩んでる…♪)」
そうして戸惑う元譲の様子を横目で眺めながら孟徳は更に、
「花ちゃん、すっごく可愛い!!」
「も、孟徳さん…アノ……それは、褒めすぎというか……恥ずかしいです…」
頬を染めうつむく花の様子はとても愛らしくて。
ここでもう許してあげても良かったのだが、今回は元譲でも遊ぶつもりだったので。

「だって、本当の事だからさ!んーーー、やっぱ、カナメは髪の毛だよね!花ちゃんの年頃ならさ、もう女の子は髪を結いあげてるものなんだよ♪ おろしてても勿論可愛いから良いんだけど!」
「そう……なんですか?」
「そうそう――――それに、結いあげてると楽しみが1つ増える♪」
「え?楽しみ…??」
きょとんとした顔で首をかしげる花の様子はまた、鷲掴みにされるほど愛らしくて。
元譲は再び花から眼をそらしたのだが、その隙に孟徳は笑顔でうなずくと、
「そっ!…こうして…」
「!!待て!孟徳!!」
孟徳の手が花の頭上へ伸び、綺麗にまとめあげられた髪…そこに挿してある簪をす、と引き抜いた。 

「ぁ……!」パサリ…
はらりとほどけた髪が肩と背に落ちて、結い跡の残る少し乱れたその風情が……妙に艶めかしく映る。

「ホラ、色っぽい花ちゃんの完成ーーっ♪」
「え…え!?」
「孟徳!!ふざけるのも大概に…!」
「結いあげた髪をほどくのも、好きなんだよね…俺vv」
すっかり頬を緩ませて花を見つめる孟徳…。
「あ…の……」
状況が飲み込めないまでも、何かがおかしい事を感じて花は目を潤ませていて。
居た堪れない気持ちのまま元譲は孟徳に詰め寄る。
「こんな姿で宴に出せる訳なかろう!孟徳、お前…!」
「とーぜん♪ ……こ~んな可愛くて色っぽい花ちゃんを他の野郎共に見せてやるつもりは毛頭無い!!…大丈夫、すぐ直させるから、ね?」
言葉の後半は花に言い置いて、孟徳はすぐに侍女を呼び花の身支度を任せると、鼻息荒くかみついた元譲の背を押して部屋を出る。

「孟徳!!」
「そう怒るなって…。お前には 『特別花ちゃん』 見せてやっただろ??」
「何を考えてる、お前…!」
「べっつにー?……ま、強いて言うなら…仕返し??」
「!?」
「ゴマ団子の恨み…キッチリ返してもらうから♪」
「な…!!」
「言ったよな?―――覚悟するよーに!ってサ」
「………」
「大丈夫、大丈夫…♪ 俺だって鬼じゃないからサ?」
そう言うと元譲の肩を軽く叩いたのち、彼の主は自室へと立ち去ってしまった…。

「――――仕返し……だと?」
深いため息をついて……手で顔を覆う。
――――分かっていた……
分かっていたはずだ……この男が、こういう下らない事に全力を傾ける奴だったことを!
~~~それでも……巻き込まれたあの娘はいい迷惑―――いや…。
あれ、は渦中の人そのものだった……か。
再び大きく深いため息をついて、元譲は顔を上げた。
もはや、後戻りはできないから―――。

宴はもう始まろうとしていた…。


 -終- 
 

◇ 言い訳デス ◇

あーー…セクハラ&パワハラ全開の孟徳ですね!(爆)
でも、こういうの全開で書くと楽しい♪(<!?)
そして可哀そうな元譲……ハラハラさせられて終わるのか!?
それとも窮鼠猫を噛むのか!?(いえ、彼らの場合とてもじゃないけど鼠でも猫でもない!)
とまぁ、煽ったところで何も出ません(笑)
そんな構想力があれば、日々苦労しませんから!
でも―――何気に…続きそうですね、コレ(^^ゞ
もしもお付き合い頂けるなら…そして、この先の展開に何かご希望があればご意見頂けると嬉しいです♪
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ベルル
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非公開
自己紹介:
乙女ゲームもブログもまったくの初心者が管理人をしております。
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。

こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。

なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。
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