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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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…えっと。7月の末から書き始めていたSSです。
思いのほか長くなってしまいました…。

長い話って、どうなんでしょうね…?
ダレます…?
どうも私は、短くまとめるのが苦手なようで(>_<)

ホントは盆休みの間に、キャラ評をまとめておこうと思っていたんですが、休み前の仕事がテンパってしまってこっちが停滞してまったので、休みを利用して先に仕上げました。

一応、読みやすいように、1回1回を短めにしてみましたが。
最後までお付き合い頂ければありがたいです(^^♪

それでは、お楽しみ頂ければ幸いデスm(__)m


タカマハラの王立警備隊の食堂で意外な人物が忙しそうに働いていた。
「あれ!?アキ…?」
「なしてお前がこんな所にいるんだ!?マチさんはどーしたよ?」
夕食前に小腹がすいたクラトとウキツが、何か食べるものを貰おうと食堂に立ち寄ったときのこと。
そこにアキの姿を見つけ驚いて問いかける。

「あ、クラトさん、ウキツさん、こんにちわです。…マチさん、今日は親戚の結婚式でお昼過ぎに出かけられました。私は助っ人です。仕込みはマチさんがしてくださったので、いつものお食事…ちゃんとご用意できますよ♪」
ご心配なく、と笑顔でアキは答える。

「すけっと…て。…お前だって店があるだろう?いいのか?こんなことしてて……」
呆れた様子でクラトが聞くと、
「いーんじゃねぇの?たまに店を閉めたくらいで客が減るかっつーの!…ってか、…客なんて来るのかねぇ?」
「もう!ウキツさん…!」
憎まれ口を叩くウキツにべーっと舌を出して応対し、アキは厨房へ戻っていった。

「何だありゃ!?…かっわいくねーな…」
「…アキを怒らせたの、ウキツさんですからね。…何も腹に入れてないのに…ケンカするなら、何か貰った後にしてくれたら良かったのに」
「おわ!何だよクラト!その言い草は!!」
「だって、本当のことでしょう?」
「やんのかよ!おもて出ろ!」
「はいはーい…!ケンカは中止!言うこと聞かない人にはスパイシーサンドは出ませんよー」

トレイに山盛りのスパイシーサンドをのせたアキが、険悪な二人に割って入る。
「うわ!?どーしたんだよ?こんなに…」
「えへへ…、マチさんに味付けを教えて貰ってる時に出来上がった試作品です。
お城の他の方々に差し入れに行こうかと思ったんですがマチさんが、『どうせあの二人が、ケンカしながら食べ物をせびりに来るから、その時食べて貰えばいいよ…』って。……本当にケンカしてるんでビックリです

「………」
「……誰のせーだと思ってんだよ…」
「?何か言いました??」
「あぁ、いや何でも…。これ、食べてもいいのか?」
「はい、でももうすぐ夕食なので食べ過ぎないでくださいね?」
「…に言ってんだよ!こーいうのは!別腹だよ!ベツバラ!!な、クラト?」
「……ソレ…使い方間違えてますよ、ウキツさん……」
「細けーこと気にすんなって!…お…意外といけるじゃねーか…旨いぜ!」
「ありがとうございます!」

がっつり食べているウキツを見つつ、アキはキョロキョロと視線をとばす。
「アキ?…どーした?」
「あ、隊長さんやミトシ君は…?」
「まだ見廻りじゃないのかな?夕食後は俺と隊長が夜勤の当番なんだけど…」
スパイシーサンドを頬張りながらクラトが答える。
「えっと…シンさんは?」
「そーいや、見てねーな?…昨日は昼番から夜勤に入ったから今朝はクタクタだっつってたから、寝てんじゃねーの?…脳ミソ腐るほど寝るから、アイツ…」
「そーですか……」
「心配しなくても、メシ時になりゃ顔出すって」
「べ、別に…心配してる訳じゃ…」

「アキ……悪い事は言わねぇ…シンはやめとけ」
「な、何を言ってるんですか!?もう、ウキツさん…!」
頬を染めながらアキは否定する。
「そーだなぁ……俺も、シンさんはオススメしないなぁ…」
「クラトさんまで……!」
アキは困った顔をする。
「剣の腕は認めるゼ?……んでも、あいつ…」
そこで言い淀むウキツに二人の視線が集中する。

「―――ずりーんだよ!あいつ!……平気でイカサマするし!しかも容赦ねーし!!」
「はぁ…それはお互い様なんでしょう?ウキツさんも凄いズル、仕掛けてるじゃないですか…」
脱力してクラトは指摘する。
「あいつがやってくるから、やり返してるだけなの!俺のは!………とにかく、だ!あいつはやめとけって…。……じゃな、ごっそーさん」
スパイシーサンドの山を半分ほどの高さにまでしてウキツは席を立った。

「何だかなー…。んじゃ、俺も行くよ。あ、手伝おうか?」
「大丈夫です。ありがとうございます、クラトさん。…クラトさんもこの後夜勤なら、ゆっくり休んでいて下さい」
「そっか…?悪いな。…じゃ、また後で…」
「はい、またです」
残ったトレイを持って厨房へ戻っていくアキを見送って、クラトは食堂を後にした。


しかし夕食時になってもシンは食堂に姿を見せなかった…。

…to be Continued  続きのお話はコチラ

♪BGM with【嵐:ROCK YOU
……僕の心が心へ 伝える今そっと 愛してるのサイン…
 

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