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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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…折り返し地点を通過したという所でしょうか…

シンアキはすごく楽しいですね^_^
どうしたってシンがアキに迫るわけで。
シンにしたら、迫ることも遊びの一つなのかも知れませんが。
もしくはコミュニケーション手段一つと捉えているのカモ…。
でなければ、あんなにめげずにアタック出来るものじゃないですよね。

今時珍しい、ソフトな肉食系……?(笑)
いえ、私的にはやっぱり「やさしい狼さん♪」ですね(^^)

それでは、引き続きお付き合いくださいませ。お楽しみ頂けましたら幸いです♪

****** ご注意!! ********
今回のお話は、続きものになっています!
ゼヒ!曇りのち、晴れ~1~ から
順にお読みくださいマセm(__)m
********************


シンの、他愛ない言葉に傷ついたのは事実だ。
でもそれは、こんなにもシンの事を好きになっていたから…。
そう、好きな相手から「いつでも嫁に行ける」なんて言われたら、それは褒め言葉ではあり得ない。
決して…。

だから

シンの言うとおり失言だったと思いたい。
いつもなら強引なほどに密着して迫ってくるのに、今はできるだけアキに触れるのを堪えているようだ。
そういうことで誤魔化すのではなく、アキの心を傷つけた事を真剣に謝罪してるように思えた。
その誠意を……信じたい…。
大好きな人だから…信じたい……。

「あ、アキちゃん…!!…する…する!何でもするよ!!アキちゃんのお願いなら何でも聞いちゃう!えっと…何か欲しいものとかあるの…?何でも言って?」
許される予感に、パっと表情を明るくしてシンはアキに詰め寄った。
けれどアキは表情を崩さない…。

まだだ…
まだ笑いかけちゃダメ…。
だって……本当に、傷ついたんだもん…。
こんなにも貴方を好きにさせておいて…今更、他の男(ひと)のトコに行けって言われたみたいで…。
悲しくて…目の前が真っ暗になったの…。
だから――――。

「アキちゃん…?」
答えないアキにシンの表情は曇る…。
やっぱり…まだ相当怒っている……?
「欲しいもの……あります…。でもそれは、…お金じゃ買えないものなんです…」
「え…?っと…それじゃ…どうしたら…。ま、…まさか、一生許してくれない宣言!?」

明らかにうろたえた様子のシン…。
一度は浮上した気持ちが再び奈落へ落ちていくようだ…。
アキは気持ちを落ち着かせるように一呼吸つくと、まっすぐにシンを見つめた。
「…アキちゃん…?」
その視線に、ただならぬものを感じシンは身を正した。


「――――――欲しいものは、貴方です……シンさん…。……貴方に触れてもいいですか…?」


「―――――――え…?」
「いつも…貴方に抱きしめられてばかりだから、私が貴方を抱きしめたいんです…。…ダメですか…?」
少し頬を染め、上目遣いに聞いた…。

おおよそ想定していた言葉とは180度方向の異なるアキの要求にシンは固まる。
…が、すぐにいつもの自分を取り戻し、更にアキに詰め寄った。
「んもう!そんなのっっ大・歓・迎!!…いつでもOKだし!アキちゃんなら、こっちがお願いしたいくらいだしっ!!……でも、いいの!?…ソレって俺は嬉しいけど君にとっては、俺への罰でも何でも無いよ…?」

「………だから……私が貴方に触れるんであって…」
「!!!…え………も、もしかして…」
アキの言い方に厭な予感が頭をよぎる。
シンは表情を強張らせ、一歩身を退いた。
アキとしてはかなり大胆で恥ずかしい事を口にするのだ。もしも受け入れてもらえなければ……もう2度と、ここへ足を運ぶことはないだろう。

「……はい……シンさんは、私に触れちゃ、ダメです…」
「そ………そんな……」
へなへなへな…とその場に膝をついてへたり込むシン…。
「そんなぁ…!………え、アキちゃん、マジ!?…マジでダメ!?こ…こんなにアキちゃんの事大好きなのに!?…いっつもアキちゃんに触れたいって思ってるのに!?ダメなの!?」

「ダメです。…だって、『罰』なんですよね?」
自分で言いましたよね?とサラリと返してみる。
すると更に傷ついた表情で、今にも泣き出しそうな声でシンは言う。
「そ、そりゃ、…そうなんだけど…!でも……アキちゃん…!」
「///…たまには…私も、ゆっくり貴方に触れたいんです……シンさん…」
そこでようやくアキは表情をくずし、はにかんだように笑った。


「…………俺に……触れたい……?」
「……はい」
「…でも……でも…!俺だって触れたいよ…君に!!…分かんないかも知れないけどさ、これでもすっごく色々我慢してて…!」
「じゃあ今日も…我慢して下さいv」
「あ……アキちゃん……」
「――シンさん…?」
がっくりとうなだれたシンを少し心配気な面持ちで見つめるアキ…。
やっぱり…ダメなんだろうか…?

「……………わ……分かったよ……。…アキちゃんの、気の済むようにして…?」
しょんぼりとシンは答えた。
彼の中に渦巻いた激しい葛藤をなんとか抑えこんで、ようやく絞り出した返答だった。


to be Continued  続きのお話はコチラ 

♪BGM with【嵐:ROCK YOU
……僕の心が心へ 伝える今そっと 愛してるのサイン…

 

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