私のイメージですが。
真弘先輩と珠紀って、精神的な部分で対等というか…。
違うな…頼り頼られ…が正解かな?
お互いに頼りにしあっている…みたいな感じが強くて。
からかったり、ちょっとしたケンカをしたり、ふとしたことでお互いを意識しすぎて意地を張ってしまったり。
一見仲良く見えるのに、実はとても不器用な恋愛の真っ只中…。
そんな二人のような気がします。
それがとてもほほえましい^^。
まぁ、拓磨とのCPでもそんな感じになるのでしょうが…私は真弘先輩が一押しなので(笑)(ごめんよ>拓磨)
……でも、真弘先輩の一人称は難しかった(>_<)
もうあんまり手を出したくないないなぁ…なんて思ってます(^^ゞ。
それでは。
お楽しみ頂けましたら幸いです。
※一応連作になっております。
(1がなくても2は読めますが)1から読んでいただくほうが分かりやすいと思いますm(__)m
「…たまき……おまえさぁ…祐一が好きなら、そっちに行けよ。……なんなら俺が、取り持ってやってもいいんだぜ…?」
先輩の、そのコトバに―――
頭を金づちで殴られたような気がした。
宝具の封印を破られた時みたいな…ううん、それ以上の衝撃――。
なぜ?
どーして急に、そんなこと言うの…?
聞きたいことは色々あった。
けど。
頭がクラクラして…
目が回って…
まともに考えることなんてできなくて…
口をついて出た言葉は、最悪の一言だった――
「せんぱいが………そう言うなら…」
―――何てこと言ってるの!?
自分の中でもう一人の自分が責め立てているのが分かる。
どーしてそこで了承するような事を言うの!?
理由も聞かないで!!
納得なんて、何一つしてないくせに!!
そう責めるもう一人の自分に、唇を噛んで答える。
だって!
真弘先輩が決めたことなら……従う他ないじゃない!
どうして…と。
理由を聞いたところで…先輩が考えを覆すはず、無いもの…!
頭の中で怒鳴り返して。
でも心の中を落ちつけようと、懸命に「納得できる理由」を探す。
なんで!?
どーして!?
…何がいけなかったの…?
―――いつもケンカになる位、可愛げのない事を言うから!?
全然素直じゃないから!?
生意気だっていつも言われるけど――でも、そんなときの先輩はとっても優しい瞳で私を見てくれていた…。
だから…違う…そうじゃない。
真弘先輩は――…か、可愛い女の子が好きだから…やっぱり私じゃ、ダメなんだ。
……そういえば、さっき声をかけていった女の子…可愛かったな……。
だから………私を、祐一先輩に…なんて言うんだ…。
「…っし!善は急げだ!…行くぞ!あいつ…図書室だろ?」
そう言って真弘先輩は私の手を掴んで…ぐいと引っ張る。
そのまま図書室にむけて歩き出し。
私はただ、先輩に引かれるままに…。
――何よ……善は急げってどういう事?
そんなに私と…別れたいんだ?
早く別の女の子の所に行きたいんだ?
それならソウって言えば良いのに…!
――――やだ…
…やだよ……やっぱり…
そんなの…やだよ…先輩。
どーして、そんな事言うの…?
どーして簡単に、そんな事言ってしまえるの!?
ねぇ、もう生意気な事言わないから…。
もっと素直になるから…。
口答えだって…しないようにするから…。
先輩が望むような女の子になるから…!
この手を離したり…しないで…。
―――真弘先輩……この手を離さないでよ!!
……喉元まで出かかっているのに。
その言葉は声になってくれなくて。
ちゃんと…伝えなくちゃって思うのに。
でももしも――言いきられたら…?
『お前をもう…好きじゃない――』って……。
その決定打が恐くて。
たった一言が言えない。
―――こんなに好きなのに。
ううん…好きだからこそ…。
恐くて聞けない。
ホントウの気持ちなんて……。
好きだから…余計に聞けない…。
嗚呼…私はなんて臆病で弱虫なんだろう…
こんな時まで、1人で黒白をつけることも出来ないなんて。
きっとこんな風だから…先輩も私に愛想が尽きたのかも知れない…。
そうして真弘先輩は、私を連れて図書室の扉を勢いよく開けた。
「祐一…話がある…」
図書室には祐一先輩以外、誰もいなくて。
呼んでいた本から顔をあげて、祐一先輩は突然やってきた私たちの方を見た。
その瞳はとても落ち着いていて。
そして何か、とても言いたげで…。
(祐一先輩……助けて…)
私は心の中でそう呟いていた……。
-続く-
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
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