過去拍手SS です。
そういえば!
緋色の欠片、アニメ化決定らしいですね!!ヽ(^o^)丿
薄桜鬼がアニメになった時は正直、「なんで!?」って思いましたけど(笑)…ようやく陽のあたる場所に出られるのかとほっとしました^_^。
作品としての勢いは「薄桜鬼」にあったとしても、「オトメイト」を大きくしたのは「緋色」の存在だと思うんですよね。(愛蔵版からの傾倒者だけど:苦笑)
だからこそ。
色々、色々、色々と!! 不安要素がありまくりで!(苦笑)
でも……キャストの皆さんがずっと望んでいた「アニメ化」ですから、やっぱり嬉しいニュースには違いないですよね♪
(ダメだ!…きっと恐くて放送は見られないと思う…)
そんなわけで、何かお祝い出来ないかな、と考え中です。
(1つくらいお祝いSSをUPしたい、とも思ってるんですが………)
それでは。
ED後の下校風景を書いてみました過去拍手SSです。
お楽しみ頂けました幸いですm(__)m。
学校からの帰り道。
夕暮れの中、長くのびる2つの影。
近寄ったり離れたりする影法師を見つめながら…私はふと隣を見た。
「何だよ…?さっきから…」
「いいえ?」
真弘先輩は、怪訝な顔をこちらに向ける。
「…この帰り道だけで5回はこっちを見たぞ…?何だよ、言いたい事があるなら言えって」
「5回……。数えてたんですか、ヒマですね、先輩?」
―――違いますよ、本当は7回です。
心の中で返しながらも、つい憎まれ口をきいてしまう。
「お前…」
真弘先輩は呆れたように私を見て…そしてまた前を向く。
その横顔を眺めながら、
「…不思議だなぁ…と思って。ほら、影が真弘先輩の方が長く見えないですか?」
身長は私と変わらないのに…ううん、本当は私よりも低めなのに…。
「ん?…ま、影は正直なんだろ。あふれ出る俺様のオーラが俺様を一回り大きく見せて……って、コラ!何が可笑しい!!」
思わず吹き出してしまった私を軽く睨む真弘先輩…。
こんな―――下らないやりとり。
他愛ない…けれど愛おしい時間―――。
再び先輩とこんな時間を過ごせるなんて夢みたいで…。
「ふふ、可笑しくないですよ?…本当、先輩は大きくてあったかくて凄いなぁ…って思ってるんです」
先輩の言い分はともかく、それは正直な気持ち。
何度も、挫けそうになった。
折れて、砕けそうになった。
そんな私の心を支えてくれたのは……他でもない真弘先輩の存在だったから。
だから今ここに先輩が居てくれる事が嬉しくて。
夕暮れの中、真弘先輩はちょっと不思議そうな顔をして私を見る。
「――――お前に言われてもなぁ」
吐息と共に呟いて……手を頭の後ろに組んで、空を見上げる。
「ひどいですね。…そんなに私、信用ないですか??」
むぅ…と口を尖らせて拗ねてみせると、真弘先輩は屈託なく笑って。
「ばぁか…!んな分かり切った事、今更言うからだろっ」
そして、手を伸ばして私の頭をぐしゃぐしゃに撫でまわす。
「わ!…もう!真弘先輩!?」
くしゃくしゃにされた髪に手をやって、私は真弘先輩を睨んだつもりだったけど。
…ダメだ。
取り繕う事が出来なくて、きっとすごく変な顔になった……。
「……なんて顔してんだよ…?」
呆れた顔で…先輩はあと一歩の距離まで近づいて。
自分でくしゃくしゃにした癖に、そぅっと私の髪を梳いてくれた。
「せんぱい……」
「…んだよ……」
「…かげが…ひとつになっちゃいました」
私たちの影法師はいつの間にか1つに重なり合っていて。
なんだかソレを見たら、離れたくなくなってしまったのだけど。
でもそんな事、言えないから……。
黙ってしまった私を見つめて
「―――帰るぞ…」
先輩はそう言って私の手を掴むと歩き出した……。
先輩に引かれて 1つにつながった影法師を見ながら、私は嬉しいような恥ずかしいような気持ちになって、先輩の後をついて歩いた。
-終-
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。