………あまりにルチ兄のルートが切なかったので…
メディシスで勝手にED補完SSを書いてしまいましたm(__)m
なんでメディシス!?と言われると困るんですが、まずルチ兄では無理なのでね。
メディシスのED…というかお話はすごく好きだったので。
(勿論ご都合主義なのは認めますケド、乙女ゲームなのでね! 幸せになりたいんです!!)
ということで。
ED後勝手に補完 + ちょい捏造…ですので、ネタバレ含みます。
未PLAYの方はご注意くださいマセm(__)m
あの哀しいクリスマスから一年後…。
街で偶然出逢った男性(ひと)は、逢いたくて逢いたくてずっと想い続けたあの男性だった……。
「!メディシスさん…!?―――どうして…これ……夢なの!?」
「夢じゃありませんよ、さあ…行きましょうか」
「行くって…何処へ…?」
「一年前…約束を交わした、あの始まりの場所へ…」
その言葉につられるようにアメリアはメディシスの手をとって歩き出していた。
※ ※ ※ ※
一年前訪れた時と変わらぬたたずまいを見せる古い屋敷へ、アメリアはメディシスと共にやってきた。
暖炉に火が入ると部屋が暖かくなる。
ようやくひと心地ついて、アメリアはソファに腰をおろしメディシスを見上げた。
何一つ変わらない…彼の穏やかな笑顔…。
胸が締め付けられるような感覚に、知らずその手にロザリオを強く握りしめていた。
「―――シスターになったのですね…」
「……はい…みんながいなくなって…ヨシュアも、あの楽しかった時間も夢のように消えて……ただみんなと過ごした思い出だけを胸に毎日お祈りしていました…」
「―――身も心も……神に捧げた…?」
「…毎日たくさんの事を思い出して…苦しくて辛くて哀しくて…。お祈りする以外の方法を私は知らなかったんです…。貴方を…想う気持ちを…どうする事もできなくて…」
消え入りそうなアメリアの言葉にうなずいてメディシスは彼女の座るソファの背もたれに手をつき、覆いかぶさるように身を寄せる。
「メディシスさん…?」
「――――わたしのこの体は今も、死神のままなんですよ。今ここに在るのは……貴女がコールしてくれたから……」
「え!?」
「……だから…ね?アメリア……………君の全てを、神様から奪い返してもいいかな…?」
「!…っ……」
そう言ってメディシスはアメリアの唇を優しく塞ぐ。
「…これはとても――――罪なことなのかも知れないね。…神は神でも……この身は死神なのだから。……でも」
彼女の唇をついばみながらメディシスは彼女の纏う神の従者である証のその衣装に手をかけ、そっとボタンを外し始める。
その行為に…アメリアは鮮やかな青空色の瞳をキュっと閉じて身をすくめる。
メディシスは彼女の手をとって開かせると、握りしめていたそのロザリオすら取り上げて自分の足元へ落としながら誘うように囁いた。
「……シスターの衣装もとても可愛いけれど……これ以上触れるには畏れ多いからね…?君の穏やかで祝福された残りの時間をすべて捨てて………この罪深い死神と、どうか共に堕ちてはくれないだろうか…?」
脱ぎ落された衣服…露わになる白い肌…。
一度は手に入れた彼女のその身体を見つめて問う声は…とても落ち着いていて。
請願するというよりは、まるで最初から答えなんて知っているという感じで…。
恥らいに頬を染めながらアメリアは、愛しい……彼女だけの死神を見つめる。
そして少し悔しいような思いを抱きつつも、彼女は声を震わせて応えた。
「貴方と共に生きたいです……………死が、二人を分かつまで―――」
その言葉に、メディシスは彼女の胸元に口接けをおとし赤い痕を残すと、ふわりと彼女を抱き上げた。
「では……つづきはベッドの中で…」
「/// ぁ…あの……!」
なんだかこのまま見つめらているのがとても恥ずかしくて、アメリアは慌てて話題をそらす。
「…また、あのパジャマを着るんですか…!?」
ソファに掛けてあったキルトで身をくるんで素肌を隠したアメリアがそう尋ねると、メディシスはいたずらっぽく笑ってうなずいた。
「そうだね…あの姿はとても可愛かったから、この腕の中にあるときは……そうしてもらおうかな?」
「!…で、でも…あの格好も、かなり恥ずかしいんですけどっ」
「う~ん、でもすごく…可愛かったよ…?」
「………」
なにを言っても通用しないことをなんとなく察知して、アメリアはキルトの中に顔を隠した。
「……愛しているよ、アメリア……」
キルトの上から…彼女の額に口接けしメディシスは愛しい少女を抱きしめた。
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。