なんていうか…久々のカヌチ(しかもカスガ!!)SSです~m(__)m
今日(11日)は祝日でお休みだったので、バレンタイン仕様のSSをいくつか下書きしていたのですが、その時ひょこっと書きとめたメモから出来ました。
糖度は低いですが、カスガにブレーキをかけられた1本だ!と自分でも驚いています…。
なんか書きながら、カスガってこうだけっけ?
フタバってこうだっけ??ってなりながら書きました。
(ていうか、フタバ…何気にニコールとダブるっ:笑)
いかんですよ!…これは再PLAYせねば!!
でも!時間が無い!!(苦笑)
ということで。
ちょっと?な感じになってしまいましたが…お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
鬼の攪乱―――。
まさかまさかの意外な事態にアキは目を丸くして。
「ふーーっ、んもう大変だったのよぉ!?カスガちゃんったら、熱でフラフラしてるってのに、軍部の訓練に出るって聞かないんだから!」
そう言ってフタバは肩や首をほぐすように廻して。
アキはベッドに収められたカスガをチラと見遣り、フタバに頭を下げる。
「すみません…そーいうトコ、すっごく強情な人だから…」
「………人のコト、言えないと思うけど」
「え!?」
「何でも無いわよ?じゃ、ちゃんと届けたからね!失礼するわ」
ヒラヒラと手を振って出ていくフタバを見送って、アキはベッドへ視線を向ける。
「………………」
「…カスガさん……」
「……………」
「寝たふりしてもダメですっ」
「………すまん…」
アキの鋭い突っ込みに、カスガは小さく答える。
「…だから言ったじゃないですか。ソファなんかじゃ無くて、ちゃんとお布団で寝ないと…て」
昨夜、風邪気味だからと言って、止めるのも聞かずソファに寝床を移したのはカスガ自身だった。
けれどその所為で余計に体調を崩してしまったのでは意味が無い。
アキは半分呆れながらも…彼のその不器用な優しさを嬉しく思う。
しかしこんな無茶を今後もされては困るから心を鬼にして、
「……心配するんですよ?」
「しかし…お前に伝染してしまっては…」
「カスガさんは私を凄く大切にしてくれるじゃないですか…。でも、私にはカスガさんを大切にさせてくれないんですか?」
額にそっと手を宛がいながら…アキは静かにたしなめる。
「う…む……その…すまん…」
「あんなに熱があって訓練だなんて…無茶のし過ぎです」
薬が効いてきたのか、さきほどより随分額の熱はましになっていて。
心の内で安堵の吐息をつきながら、アキはまだ表情を崩さない。
そんな彼女に目を遣り…カスガは顔を綻ばせた。
「もう…笑い事じゃないですよ」
「すまん……しかし……こうしてお前が側について心配してくれるなら、熱を出すのも悪くないな……」
その言葉にアキは頬を膨らませ、
「!…カスガさん!なんて事言うんですか!」
「す…すまん…!」
アキの勢いに押され、カスガはバツが悪そうに謝って。
「……ちゃんと…元気なカスガさんでいて下さい…」
カスガの手をとり、まだ熱っぽいその手の平にそっと口接ける。
伏し目がちに弱々しくそう言われたら、抱きしめたい衝動が沸き起こるが…。
その手をアキの頬に添え優しく撫でてやりながら、
「…元気になっても…いいのか?夜毎…お前を啼かせ続ける程に…?」
「!! /// もぅ…!ソレとコレとは話が違いますっ!」
茶化すようなその物言いに…一瞬で真っ赤になって、アキは再び怒ったような顔になる。
そんなコロコロとよく変わる表情を見せる彼女が堪らなく愛おしくて…。
カスガは頬に触れていた手を更に伸ばし彼女の頭を引き寄せると、
「ん……!」
熱を帯びた唇で…彼女の柔らかな唇を塞ぐ。
「は…ぁ……カスガさん…!」
「すまん…お前があまり可愛いので…つい」
「…もぅ………熱が…移ります……」
「す…すまん……」
真っ赤になるアキにつられるようにカスガも赤くなる。
「……ちゃんと…休んでくださいね?」
アキは身を起こすと、ふわりと彼の額に自分の額をあてて。
「約束ですよ?」
「う…分かった…」
至近距離の彼女の瞳に魅せられて―――カスガは頷くしかなかった…。
♪BGM with 【織田哲郎:愛を語るより口づけをかわそう】
……愛を語るより口づけをかわそう 互いの心に 炎ともすように …
THE FIN
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。