まだまだ暑いですが……何とかなりましたね~(^^ゞ。
意外と流聖は、結婚後のネタを独占しているので本数も増えてきましたね。
他の2人での「結婚後」は中々書き難いんですけど、抜群の安定感を誇りますからね!! 流聖は\(^o^)/
まぁ、……結婚後と言っても、いつも通りの微糖テイストなのですが。
それでは久々のラスエス3 ですが、お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
「隆治さん、ケーキを買ってきたんです。 お茶にしませんか?」
そう声をかけると、新聞を片づけて隆治さんはキッチンへやってきた。
「?…何か、今日はケーキを食べるようなトクベツな日だった?」
お皿を出しながら少し首をかしげている。
甘いものが苦手な男性と違い、隆治さんは私以上に甘いもの好きだから、付き合わせている気にならなくてすごく嬉しい。
「何もないですよ? 急にケーキが食べたくなっちゃって。 あ、コーヒーと紅茶、どっちにします?」
うきうきした気分でヤカンを火にかけ、カップを取り出しながら尋ねると ”紅茶” と答えながら、
「でも、…すごく楽しそうだね?? 何か良いことあったの?」
と、まだ首をかしげている。
だから。
「ふふ…隆治さんが居てくれるから、かな?」
「え?」
「―――独身の頃にもやっぱり急に甘いものが欲しくて、買い物帰りに買って帰ったりしたのね? でも、お店で1つだけ買って帰るのって気が引けて……つい2つ、3つ買ってしまって。 さすがにそれだけ食べるとなると、色々と覚悟がいるんです。 でも今は―――― 一緒に食べてくれる隆治さんが居てくれるから……美味しいし、嬉しいし。 幸せ実感中…なんです」
「―――――」
ありのまま そう話したら、隆治さんは動きを止めてこちらをじっと見つめる。
…アレ?…気を悪くさせちゃったのかな…??
「…いずみ」 ピー!!
やかんの笛が鳴ってそちらへ目を向けた瞬間、私は隆治さんの腕の中に抱きしめられていた。
「!?り、隆治さん!? …んん…!」
そして、状況が呑みこめないまま強引に唇を塞がれる。
「っ………隆治、さん………なん、で…」
鳴りっ放しのやかんの笛をBGMに、煽られるような激しいキスをされて、立っていられなくて思わず隆治さんの胸に体を預けると、彼は片方の腕で私を抱きしめたまま、ガスの火をとめた。
「あんまり……予告なく可愛い事を言わないでくれないかな…? 愛しい想いが抑えきれなかったよ…」
少し顔をほころばせながら、そんな風に囁く。
「/// …ぇ、なに…? なんのこと!?」
「俺だって…日々、君と一緒に居る幸せを感じているのに…」
「/// 隆治さん…」
「日常のちょっとした事――― 俺と一緒にケーキを食べる事 ――に幸せを感じる、だなんて、可愛い過ぎて言葉に出来ないよ…」
「そんな……大袈裟だわ…」
「ほら、全然伝わってないだろう?あぁ…言葉は不便だな…」
苦笑いしながら隆治さんは私の顎に手を添えてそっと仰のかせる…。
「……だから、この気持ちが伝わるまで――――こうしてキスをするよ」
「んっ……隆治、さん」
「俺は、…こうしていつでも君に想いを伝えられる幸せを、実感中だよ…」
そうして隆治さんは何度も何度も何度も…優しいキスをしてくれた…。
THE END
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。