まだちょっと仕事がバタついていて、落ち着いて書ける環境にないのですが。
せっかく降りてきたネタなので形にしてみました。
今回はアキ優位です(^^)
この二人の場合、どちらが強くても書ける、ということが最大の強みのように思えます。
それではお楽しみいただければ幸いです。
「ねぇ~アキ~、どっちがいい?」
振り返ると、マグカップを両手に持ってこちらを見ているタカミ。
一方は、黒とグレーの縞模様になっているもの。
もう一方は黒地に銀粉を焼きこんだ少し派手なもの。
「……どちらも黒なのね…?」
意外な選択にアキは首をかしげる。
いつもならもっと明るい色や大きな柄の入ったものを手にしていたはず…。
「うん、大人の男を目指そうと思ってさ……」
「………」
少し胸を反らしてタカミは言う。
意外な選択以上に意外なその返答にアキが窮していると、
「何か言うことは無いの…?」
むくれた声で問いかけてくる。
やはり少々ご不満のようだ……。
「―――何かって・・・?」
「う~~ん……、頑張って!とか…期待してる!とか……あるでしょ?」
「………そんな言葉がいいの??」
自信家の彼らしくない言葉にアキは目を丸くした。
そしてあることに思い至る。
―――どうやら先日、客の一人に”かわいい坊や”と言われた事を気にしているらしい…。
…まったく、分かってないなぁ……。
ほんの一瞬接した人の他愛ない言葉なんて、気にする必要ないのにね…。
甘えてくるときも。
力強く抱きしめてくれるときも。
穏やかな寝顔も。
美味しそうに食事している顔も。
真剣に――私を見つめてくれる顔も―――。
私だけが知っている私だけのタカミ。
その全てが愛おしいのに……。
どうして分からないのかな…?
「……アキ…?」
自分を見つめて固まったように見えるアキに近寄って、タカミは心配気に顔を寄せる。
だからその頬にちゅ、と口接けしてアキはタカミに囁いた。
「私は今のままのタカミが大好きなんだけどな」
♪BGM with 【Chara:やさしい気持ち】
……無邪気な心で私を笑顔へ導いてほしいの ぎゅっと私を抱きしめて…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
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