8月に入ってから冗談じゃなく仕事が忙しくなって、書きかけのSSにも手をつけられない日々が続いていますm(__)m
そんな職場で仕事に追われ、ちょっとトリップしていたときに降ってきたネタです。
一気に仕上げました。
まったく…ようやくタカミのSSが出てきてくれましたよ<(`^´)>
…が。
例によって、甘くない…?(苦笑)
(ネタ的には甘いはずなんですが…)
それではお楽しみ頂ければ幸いです。
…ED直後の感じで書いてます。
追記です!
…内容にネタばれ含みます!ご注意くださいマセm(__)m
「いいね、コレ……。ふふ…クマヒの剣かぁ……」
バルハラから帰ってきて数日…。
出来上がっていたクマヒの剣をアキから受け取ると、その手触りを確かめながらタカミは上機嫌に呟いた。
「やっぱり違うね……すごく…特別なカンジがするよ……」
はにかんだ様な笑顔……。
出会ったころそのままの無邪気で悪気のないその顔に、アキは少しだけ不安を感じた。
―――暗殺業を得意とするタカミ…。
最高の腕を持つ彼に、最強の武器を…与えてしまった……?
「あぁ…、やっぱり。…何だろう?手に……吸いつくみたいだ。初めて触れたはずなのに、もう何年も僕の手の中にあったみたい♪ ……アキが、僕のことを想って鍛えてくれたからカナ?」
鞘から抜き、手の中で器用に転がす…。
その手つきはやはり戦いに慣れたものの手つきで……。
「…アキ……?どしたの?」
何も答えないアキに気付いてタカミは彼女の顔を覗き込む。
あの頃のまま……17歳の、少しあどけないタカミの顔。
「なんでもないよ…」
そう返して席を立つ。
――無邪気に喜んでくれているタカミの気持ちに、水を差したくない。
「………アキ」
「!?きゃ……」
思いがけず腕をひかれた為あっさりとアキの体は後ろへ引き寄せられ、勢い余ってタカミの膝の上にすとんと腰を下ろす形になった。
「タカミ!?…あ、危ないでしょう!?」
抜き身のクマヒの剣を片手に、もう片方の手でアキの体を抱えるタカミにアキは慌てて文句を言う。
「大丈夫だよ…?」
後ろから囁くようにタカミは言って、彼女の頬にそっと口接けした。
その声があんまり優しいから…、その口接けがあまりに一瞬だったから。
アキは夢でも見ているかのように感じた。
「タカミ……?」
「この剣で、人は殺さないよ…?……これは、アキを守るための剣だからね……」
「…え!?」
「そりゃぁ、身のほど知らずの馬鹿がいたら別だよ?…でも。殺さないことにする、そーいう時もね…。……安心した…??」
「……ど、どうして…分かったの?…私が…」
「さぁ?どーしてだろうね…?」
剣をテーブルにそっと置くと、空いた片手もアキの体へ廻し優しく抱きしめる。
その温もりを…感触を確かめるように、タカミはアキのうなじへキスを落とす。
「でも、そんな気がした……。クマヒの剣が、僕に教えてくれたのかな……?」
「………タカミ……」
「契約の時のこと……忘れてないよ?クマヒの剣でアキを守る…って誓ったよね?」
「…うん。…私も…忘れてない……」
タカミへと向き直り、アキは彼の鮮やかな翡翠の色の瞳をまっすぐに見つめる……。
それから――彼の唇に自分のそれを重ねた。
無邪気で、退屈が嫌いで、何を考えてるかわかんなくて、自信家で…。
でも、私を大切に想ってくれてる…。
私も、貴方を大切に想っているよ…。
「タカミ……大好きよ…」
その思いを込めて。
再び出会えたこと、そして今この瞬間を…感謝します……。
BGM with 【GReeeeN:愛唄】
……「めちゃくちゃ好きだ!」と神に誓おう これからも君の手を握ってるよ…
THE FIN
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。