忍者ブログ
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥ 
いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
[277]  [276]  [275]  [274]  [273]  [272]  [271]  [270]  [269]  [268]  [267
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

拍手する
基本にかえって、カヌチより シンアキ です^^。

昨日WEB返信を書いてる時、ここしばらくカヌチSSを書いてないことに気づいてしまい…。
およそ2ヶ月ぶりのカヌチですね!

シンアキですけど、アキ→シンって感じ…^^。
…でも…かなりほのぼのしてる…。
恋戦記に引っ張られているようです…(苦笑)。
大体、シンさんはダメな大人じゃないんだよ?
罪を背負ってはいますけどね。

それでは。
お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m


「あのさ、アキちゃん…」
「なんですか?シンさん?」
いつものように店にやってきて、シンは何事もないかのように聞いた。
「アキちゃんは俺以外に好きな人いる??」
「えっ!?……なんですか、急に」
寝耳に水…とばかりに、キョトンとしてアキは聞き返した。
そのアキの表情にちょっと表情を崩しながらも、
「…だって最近のアキちゃん……冷たいんだもん」
軽く口を尖らせて、シンはそう言った。

「冷たいって……」
シンの言葉を復唱しながら、アキは小首を傾げた。
どうしてそういうことになるのだろう??
約束を断った覚えもなければ、こうして会いに来てくれたシンを追い返したことだって無い…。
「だって…前は採取のとき必ず一緒に行ってたのに………この頃は声かけてくれないしさ?」
確かに…ここ最近は、一人で出かける事が多い。

「あの……それは…シンさん、ここのところ夜勤が多いって聞いたから…。無理してほしくなくて…」
アキがそう言うとシンは少しだけ眉をひそめた。
「―――それ、誰に聞いたの?」
「?えっと、ミトシ君です」
「(ミトシには後でよくいっておこう)…夜勤明けでも大丈夫だよ。 ぜんぜん平気! ね、これから採取に行こうよ」
「え?今からですか?」
「そ!店外デートだね!」

「………ソレ、ちょっと使い方違うと思いますけど…。でもシンさん…今日、夜勤明けなんじゃないですか?」
「え!?なんで分かったの!?」
「(目が眠そう……って言ったら怒るかな?)………何となく、です」
「むーーー」
アキの答えにむくれるシンを微笑ましく思いながら、アキはシンの傍まで歩み寄った。
「シンさん、…2階で寝てていいですよ」
「ほんと?…いいの??」
てっきり大丈夫だから!と断ると思っていたのに、予想に反して乗り気な返事に逆にアキは驚いた。

「え?えぇ、いいですよ」
アキがそう答えた瞬間、シンはいきなりアキを抱き上げると2階へ足を向けた。
「え、ちょ…! シンさん!?」
「俺、ダメな大人だからさ? 一緒に寝てくれる人がいないとちゃんと寝付けないんだよねvv だからアキちゃん、添い寝して?」
罪のない笑顔でそう言われると一瞬頷いてしまいそうになるが、アキはあわてて首を横にふる。
「だ、だめですよ!まだお店が…」
「俺が眠るまで! ね??」
とか言いつつ、すでにシンは階段を上りきり、アキを抱き上げたままベッドに腰をおろしていた。

「…だめ??」
恐ろしく強引なくせに―――こういう時のシンは最後の一歩はアキに選ばせる。
アキが本当にイヤだと突っぱねてしまえば、シンがあきらめるのは分かっているのだが。
(うぅ…ダメなのは私の方だよ……。何でシンさんにはダメとかイヤって言えないのかなぁ…。 あぁ…でも………ホントはダメでもイヤでもないんだ…。だって、こうしてシンさんと触れ合ったりするのは好きなんだもん…。ただ、困っちゃうだけで…)

「…あの…だ、め……じゃない、です」
そして結局いつものようにシンの甘えを許すことになってしまう…。
「ホント? やった、アキちゃん大好き!!」
「! きゃぁ!?シンさん!?」
シンはそのままアキを抱きしめてベッドにたおれこんだ。
「アキちゃん、好き!大好き~vv」
そうしてアキの首筋に顔を摺り寄せるから―――シンの柔らかい金髪がアキの頬を何度も撫でる。

「ん……っ…くすぐったい…です、シンさん」
自分に身を摺り寄せるシンをなだめるように、アキは彼の背中に手をまわし、そっと抱きしめる。
時折こんな風に…子供みたいにただ温もりを求めてシンはアキを抱きしめて離さない時がある。
最初は戸惑ったし意識もしたけれど。
今はこうして抱きあうことで逆に、シンに対し緩やかな想いが募って心地いい。
大好き、という気持ち。
ただそれだけを二人の間に挟んで、大切に抱きしめあっているような……。
そんな感じがしてすごく愛おしい…。

……少しもしないうちにシンの寝息が聞こえてきた。
アキは思わず口元に笑みを浮かべ、やわらかい金髪にそっと頬ずりして囁いた。
「シンさん……私も、大好き…」


♪BGM with【Every Little Thing:fragile
……こんなにこんなに君を好きになって 本当に本当にウレシイから…

THE FIN

PR
拍手する
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
♥ カウンター ♥
♥ カレンダー ♥
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
♥ フリーエリア ♥
お気持ち頂けたら励みになります♪
現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)

拍手する


fxwill.com






Powered by NINJA TOOLS
♥ プロフィール ♥
HN:
ベルル
性別:
非公開
自己紹介:
乙女ゲームもブログもまったくの初心者が管理人をしております。
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。

こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。

なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。
♥ 応援中♪ ♥
三国恋戦記~オトメの兵法!~
Copyright(c) ~SWEET BOX~ All Rights Reserved.
* material by Pearl Box   * Template by tsukika

忍者ブログ [PR]