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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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今日のUP分で、全体の半分くらいの量です…。
あと3回程度に分割されてますm(__)m

……今非常にへこんでいます……。
拍手ボタンを設置したくてチャレンジしては、跳ね返されてるかんじです…:涙
このSSが終わるのが先か、なんとか設置できるのが先か…。
ツナワタリな感じに、戦々恐々としています(^^ゞ。

それでは、引き続きお付き合いくださいませ。お楽しみ頂けましたら幸いです♪

****** ご注意!! ********
今回のお話は、続きものになっています!
ゼヒ!曇りのち、晴れ~1~ から
順にお読みくださいマセm(__)m
********************


「!!ぁ…!…ちょ、アキちゃん!今の無し!!…無しだよ!?冗談!!」
「……っ…!」
慌ててシンは前言を撤回するが、アキの瞳からはすでに大粒の涙がこぼれおちていた。
それをみたシンは更に慌てて失言を重ねた。

「アキちゃん!本当にゴメン!…違うんだよ!え…と、ホラ、花街の女の子の手料理を時々味見してあげたりしてるから…つい」
「花街の…他の女の子と、同じ……なんですね…」
「(うぁ!ヤバ、…失言!?)や、…違っ………アキちゃん!!」
アキは素早く立ち上がり扉へと向かう。
慌ててシンは後を追い、扉に手をかけたアキを背後から囲うようにして押しとどめた。

「アキちゃん!……ね、聞いて…?」
壁についたシンの両腕の間に閉じ込められる形になってアキは身を竦める。
「ヤ!です…!手…どけて下さい…帰ります…」
「ダメ…それはできない…!…このまま帰したらアキちゃん、絶対俺のこと信じてくれなくなっちゃうでしょ。……だから……ダメ……」
「信じるも何も……。別にシンさんは、いつもみたいに軽く女の子とお話してたつもりだったってだけで。……私でも、他の女の子でもおんなじで…」
「同じじゃないよ!……同じな訳ない…!」
「だって…だって……!!」
「ごめん…本当に。…でもそんなつもりじゃなくて!…本当の本当に失言だった。―――君は特別だよ……他の誰とも違う。俺にとって大切な女(ひと)なんだ…」

「……そんなに言われると、嘘くさいです…」
「嘘くさくても!本当のことだから!!……何度だって言うよ!アキちゃん…君は俺にとって特別で、大切な女(ひと)なんだ。他の誰とも違う……君だけだよ……こんなに希(こいねが)うひとは…」

必死になって弁解の言葉を繰り返すシン……。恐らく彼の経験上、ここまで女性に必死で謝ったり許しを請うたことは無かったはずだ。
だが黙ったまま答えてくれないアキに、シンは深いため息をつく。
「――――どーしたら……許してくれる?…アキちゃん…」

うなだれて……額をそっとアキの肩に乗せる。
「…何でも言うこと聞くよ……土下座でも何でもする…。君の気が済むならどんな事だって…!!―――だから、帰るなんて言わないで……?…こっちを向いて笑って……?…俺の言葉を信じてよ……。…君の笑顔が無きゃ、生きていけないよ……アキちゃん…」

肩に乗せられた額からこぼれたシンの柔かい前髪がアキの頬に触れる…。
今まで聞いたことも無いほど落ち込んだシンの声にアキは戸惑っていた。
「アキちゃん……?」
アキの顔色を窺うようにそっと顔をあげ、シンは片方の手を壁から外してアキの
体に触れようとした。

「!!ヤ…!……ダメです!!」
「~~~アキちゃん………」
力一杯シンの腕を突っぱねてアキは振り返ってシンを見返した。
キュっと結んだアキの口元を見てシンは内心肩を落とす。
「(嗚呼…あんな口してる時はアキちゃん、折れてくれないんだよね……。はぁぁ…どーしよう?)…本当に……俺が悪かったよ、ね…アキちゃん…?」
それでもようやく瞳を合わせてくれるようになったので、再度謝罪を繰り返す。

「………何が……悪かったって言うんですか…?」
「―――君が『嫁に行く』なんてあり得ないよ……だって君は俺が予約済みなんだから。それに……君との大切な時間を他の子と遊んでる時みたいに扱ってしまった…。全然、違うのにね…?でも―――言い訳させて?

嬉しかったんだよ…俺の為に俺の好きな味付けをマチさんから教わってくれたり、俺のことを心配し過ぎて泣いちゃったり…。そんな君が愛おしくて、…そんな君の気持ちがどうしようもなく嬉しくて……。嬉しすぎて、舞い上がってたんだ……本当だよ、信じて……?アキちゃん…」

肩を落として静かに弁解するシン……。
初めて見る表情……初めて聞く声音……。
いつもおちゃらけて、本気とも冗談ともつかない態度をとってくるシンが…こんなにも必死になっている…。
自分の為に…。


「―――何でも……言うこと、聞いてくれるんですか……?」


to be Continued  続きのお話はコチラ

♪BGM with【嵐:ROCK YOU
……僕の心が心へ 伝える今そっと 愛してるのサイン…
 

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ベルル
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非公開
自己紹介:
乙女ゲームもブログもまったくの初心者が管理人をしております。
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。

こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。

なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。
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