三国恋戦記SS > 孟徳花です~。
でも、まだED迎えてないので、気持ちはフライングしてます(^^ゞ。
だって。
だって・…!
だって…!!
あの人、甘いんだもんっ!!
ちょ…PCの前で赤面してる私ってなに!!??(爆)
なので―――気持ちを落ち着かせるためにも、SS書いてみました。
多分…ED前の2人…のつもりで書いてた気がする(<??)
それでは、お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
…このお花…孟徳さんに持って行ってあげたい…
庭に咲く色とりどりの花や木々のなかで、花は甘い香りを放つ木の下でそう思った。
「一枝お切りしましょうか?」
余り長い間その木の下で佇んでいたからだろうか…庭師にそう声をかけられた。
「いいんですか?」
一瞬悩んだけれど、お言葉に甘えて花は一枝頂くことにした。
――ずっと…頭が痛いって言ってたし……お仕事のしすぎなんだと思うな、孟徳さんは…。このお花で少しでも気が安まれば良いな…
パタパタと軽い足音を響かせて廊下を渡ると、部屋へ戻るところの孟徳と出くわした。
「花ちゃん…どうしたの?そんなに慌てて…」
思いがけず花の顔を見る事が出来て嬉しそうに笑う孟徳の顔色は…やはり少し悪い…。
「あの…お花を!孟徳さんに…と思って、一枝頂いてきたんです!」
「ありがとう…ちょうど良かった、一緒にお茶しようよ?」
ここのところゆっくり話もできなかったから…そう続けて、孟徳は部屋の戸を開けて花を招き入れた。
「良い匂いだね…」
手渡した枝に顔を寄せて孟徳がそう言うと、花は顔をほころばせる。
「お好きな花ですか?…良かった!」
「花ちゃんが選んでくれたの?」
「はい…!」
「―――いくつも咲いてる花の中から…この花を?」
「はい……??あの…もしかして、人に贈るのはよくない花でしたか?」
この時代の風習はよく知らない…。
もしも人に贈ると失礼にあたる花だったというなら…そんな不安が頭をよぎる。
花の不安げな顔に孟徳はかぶりをふって、いつも以上に幸せそうな笑みを浮かべる。
「違うよ、そういう意味じゃないんだ……そうじゃなくて、嬉しいんだよ」
「え?」
「――――俺も、同じ気持ちだから…」
「……………?」
「桃花―――君は…俺の桃の花…」
「………孟徳さん…?」
桃の枝を左手に握ったまま…右手を伸ばして花の頬に添えて。
意味ありげに微笑んで見つめる孟徳に、花は小首を傾げる。
「―――この花にはね、意味があるんだ…」
「え?」
「―――私はあなたのとりこです…」
静かに囁きを吹き込めば朱に染まる初々しいその頬に……孟徳は掠めるように口接けて。
「そんな意味を知らなかったなんて…言い訳にならないよ?むしろ無意識で桃の花を選んだことにこそ意味がある―――ね、俺達……両思いだね?」
あわあわと狼狽える彼女の様子を楽しげに眺めながら…孟徳は桃の花のごとく愛らしい彼女の唇にそっと己のそれを重ね合わせた―――。
-終-
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。