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いらっしゃいませ! このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!     -since 2009.7.25-
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猛獣使いと王子様SS > ルシアティアナ です~(^^)

さきほど、もふもふを頑張って、ルシアを再度攻略していたのですが!!
もふ満足度が足りなかったようで……最初に攻略した時は開放されてなかった一幕がありました!(苦笑)
(そして勿論、おまけスチル(銅メダル)もゲットしました!)

なんだよ、もふもふ難易度高いじゃん<(`^´)>
でもとりあえず、オトメイトのスタッフブログで書かれていた攻略法通りに頑張った結果!!
「ルシア~、甘いよねぇ…君は…」
って感じにデレてるアヒルを見てしまったので。
こーいう感じになってしまいました(^^ゞ。

再攻略についてはまた書きますが。
例によってアヒルルシアでよろしければ、続きよりお進みください。

それでは…お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m



「おい…」
「なぁに?」
「お前、オレが男だってこと…絶対、カンペキ、忘れてるだろっ!」
アヒル姿のルシアをお風呂に入れてやって、その体を乾かしがてら毛づくろいをしている時のこと。
真っ白ふわふわのお尻の羽毛だとか、首筋から背中に掛けての滑らかな羽毛だとか、喉元のレアな短い羽毛だとか。
アヒル姿のルシアは、ティアナにとって触りどころ満載の愛玩鳥なのだが。

よくよく考えてみて欲しい。
呪いの所為でアヒルの姿だが、中身はれっきとしたヒト科で男なのだと。
こんな風に女性から(しかも、恋する相手から)触れられる事に寛容になれるほど、人間が出来ていなかったりするわけで。
正直―――健康な成年男子としては…色々と欲求が芽生えたりするのだ…。

「そんなこと無いけど…今ルシアはアヒルの姿だから、こうして触ってたいんだけど――――ダメ??」
「ぅぅ………ダメ…な訳じゃ……ねーけど」
「それにね……ルシアじゃなきゃダメなの」
「はぁ?」
「あの頃みたいに―――隣にいてくれるのはルシアがいいの。 だからこうして触れてると、すごく幸せなの」
そう言ってルシアの体を撫でながら、ティアナは満足げな笑みを浮かべる。
「―――そりゃ……オレだって、おまえの傍にいられるのは嬉しい…けど」
もごもごと小さくくちばしを震わせながら言うルシアを、ティアナはとろんとした目で眺める。

「!!って、おい、待て! お前このまま寝るつもりじゃ…って! こら、ティアナ!!」
があがあと大きな声を上げても、すっかり瞼が落ちたティアナの瞳が開くことは無くて。
「…信じらんねー。 寝ちまいやがった…」
ソファにもたれて毛づくろいをしていた為か、ティアナはウトウトしだすと―――予想通り本格的に眠りに落ちてしまった。
その寝顔は、とても幸せそうで―――。

「しょーがねぇなぁ…」
溜息をつきながら、ルシアはティアナの腕の中から首を伸ばして、その寝顔を見つめる。
「…人の姿のオレだったら、絶対そんな無防備じゃねーだろ…。ずるいんだよ…ったく…」
そして己の翼を見、それから―――とがったくちばしを翼にもぐらせてみる。
くちばしがあたる感触を確かめて見るが……如何せん今の自分の感覚(=アヒル)なので、微妙に心地よかったりして参考にならないのである。

「ちぇ―――この姿じゃ………キスだってまともに出来やしねぇんだゾ。 …分かってんのか…?」
くちばしを彼女の唇に触れさせるには……かなりのワザが必要で。
というか、傍からみたらアヒルが突っつこうとしているようにしか見えないだろうし…。
この姿でお得感を感じるのは、せいぜいティアナが抱きしめてくれることくらい。

 「はぁ……お前は絶対、人の姿のオレよりこっちの方が好きだよな~。 …単純に、『アヒルが大・大・大好き♪』ってだけなんだろうけどさ…」
恋する相手の望みは叶えてあげたい―――。
けれど、自分が触れたい欲求も満たしたい。
なんせ彼女を想った時間(ながさ)なら、誰にも負ける気はしないから。

「…………けど、まぁ……しょーがねぇか…。 お前が幸せそうに笑ってるの見ると、それでいいやって、思っちまうんだもんな…」
そう呟いて…ルシアは観念したように溜息を一つ。
そしてそっとティアナの腕の中にもぐりこんだ。
惚れたが負け…。
まさにその言葉どおりに―――彼女の為に自分の欲望に歯止めをかけるルシアなのだった。


 -終-
 

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