まだ書くの? > バレンタインSS…です(>_<)
本来なら「~両想いバージョン~」なのでしょうが、「生まれて初めてもらうチョコレートなんだ♪(byタカミ)」とのことなので、「初チョコ」表記にしてみましたvv。
タカミはね、ほんとーに可愛いっ♪
何度か書いてますけど、黒で一番好きキャラなのですよvv。
だから、ホントはもっとSS書きたいんですけど…上手くいかないのが現実です。
今回のタカミはまたしても幼い感じになってしまいましたが。
次に書くときはキリっとしたタカミを書ければいいな♪
それでは。
しつこいようですが、バレンタイン仕様でお送りしますm(__)m
お楽しみ頂けましたら幸いです…。
「タカミ、これあげる♪」
アキは満を持してチョコの包みをタカミに差し出す。
「―――なに、コレ?」
「え!?チョコなんだけど…」
「?…そ?…あの甘い奴だよね?ありがと……でも、なんで?」
「えぇ……と」
何故と言われても……正直困る。
皆に用意したからタカミにも……じゃ、気持ちが入ってないみたいだし。
かといって「女性から告白する日」という事を説明するのも…必死過ぎると思う。
普通の恋人同士なら、チョコを贈るのは告白よりも愛情の再確認…の意味合いが強いのかも知れないし―――。
こういう事を改めて聞かれると、本当に困ってしまう。
「アキ…?」
考え込んでしまったアキをタカミは首をかしげて見つめる。
チョコはまだアキの手にあって……納得するまで受け取るつもりはないようだ。
「~~~~っ理由なんてないの!!あげたかったからあげるの!私が作ったチョコ、タカミは食べてくれないの!?」
逆ギレもいい所だと思うが……勢いに任せたほうが乗り切れる気がしたから。
そしてアキは強引にタカミにチョコの包みを押しつけた。
「アキ!?」
「じゃ、買い物に行ってくるから!店番お願いね!!」
それから、追求を逃れるようにアキは店を出た。
「ふぅ…タカミってこういう事には無頓着なのね……。お互いの誕生日とか初めて出会った日とか……2人の記念日っていっぱいあるのに。私だけ盛り上がっちゃうのかなぁ…そういうの…」
少々寂しく思わなくもないが……。
「ううん…タカミが居てくれるだけで充分よ。イベント事は私が頑張れば済む話じゃない」
一緒に居られなかった時間を思えば―――なんて贅沢な悩みなのだろう…。
今タカミが側にいてくれる幸せを思い直すように気持ちを切り替えて、アキは帰り着いた店の扉を開けた。
「ただい…」
「アキ!!!」
「キャ…!?」
扉を開けた瞬間に、タカミにギュっと抱きしめられる。
「!?タカミ!!…な、なに!?」
「…嬉しいから!!」
「えぇ!?…タカミ…?」
アキの肩口に顔をうずめているのでタカミの顔が見えない。
見えないけれど……何だろう?
嬉しい…という彼の言葉とこの行動が、なんだかとても愛おしくて。
アキはタカミの背に手を廻し、優しく落ち着かせるようにたたいてやった。
「タカミ…なにがあったの?」
「―――僕も……すごくすごく、アキの事大好きだよ」
「え!?」
「なんで言ってくれなかったのさ?今日の事……ズルイよ」
「ズルイ…って…」
店に来た誰かに聞いたのだろうか?
今日、チョコレートを渡す意味を…。
そこに込められる想いを……。
「…そしたらボクだってチョコを用意したのに」
「ふふ……今日は女の子からチョコを贈る日だから、ダメよ」
「む~~~~…」
「でも…こんなに喜んでくれて嬉しい。タカミ…ありがとうね?」
「なんでアキが『ありがとう』なのさ!?」
「だって、来年もチョコをあげる甲斐があるし……それに」
「…それに?」
「タカミが側に居てくれるから……私はそれが嬉しいの…」
アキがそう言うと、タカミは体を退いてアキの顔を覗き込んだ。
「―――うん、側に居るよ……これからはずっと一緒だもん。来年も再来年もその次も……ずーーっとアキと一緒にいるから…ちゃんとチョコレート、僕にちょうだいね?」
「うん、約束ね…」
そう言うとアキはタカミの頬にそっとキスをして…2人はお互いを見つめあい照れたように笑った…。
♪BGM with 【Chara:やさしい気持ち】
……無邪気な心で私を笑顔へ導いてほしいの ぎゅっと私を抱きしめて…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。