…なんてね。(笑)
当初、購入予定にはなかったゲームでしたが…。
今なぜか手元にあります(爆)。
勿論―――購入ボタンを押したのは、私です^^。 それも、耳萌え用にPSP版で…。
そして現在……一番攻略したかった柊店長(かなりのエロだそうですよ!)でBADばかりみているのも、私です(涙)
あまりの悲しさに―――SS書いてしまいましたm(__)m
ほとんどイベントもスチルも空いてない状態なので、ほぼフライングSS状態!(爆)
ちゃんとしたEDに辿り着いたら、このSSは泣きを見るかも知れませんが。
まぁそれもご愛敬♪
それでも見てみるよ…という方は、続きへお進み下さいマセm(__)m
(ちなみに、ED後のつもりはありませんが、時期がED後っぽいのは無視してください)
「良い季節ですから…夜桜見物と洒落込みませんか…?」
アフターのお誘いにしては風情があったので…私は思わず二つ返事でOKしてしまった。
「今日は少し冷えますねぇ…」
川沿いの桜並木にはこの時間になるとさすがに人も無く、空気も冷えていて…冷たい川風に身を竦ませた私の手を、柊さんは当たり前のように自分のコートのポケットに入れてしまったのだけど…。
「…おや…微妙な顔をしていますね…どうかしましたか?」
「ぇ…と……」
言葉にしづらくて…私は俯いてしまう。
ポケットの中の柊さんの滑らかな指は、私の指と何度も絡ませ合いながら蠢いている。
「ふふ…下を向いていては折角の桜が見えませんよ…?……一年に一度、わずかな時間だけ咲き誇る花ですからね?」
私が俯いてしまった理由なんて分かっているくせにそんな風に言うから…本当にズルイ…。
そう口にしようとしたら―――。
「おやおや―――桜切る馬鹿―――ですね…」
「え!?」
ふと足を止め、柊さんが哀しげに1本の桜の木を見る。
それは全体的に5分咲き程度の桜達のなかで唯一満開のように咲き乱れていた1本だったのだけど、丁度私の手の届く高さの枝が折られて枝振りを地面へと向けていた。
簡単に折れる太さの枝では無かったためか、折り取られる事が出来なかったが故の無残な姿―――に見えた。
「ひどい事をしますね…可哀そう……この桜」
思わず側まで近寄って、その幹に手をかけて…。
「早く処置をして、せめてこの樹が生き残るのを願うばかりですね…」
「処置…ですか?」
聞きなれない言葉を聞き返すと、柊さんは小さくうなずいて。
「えぇ、桜は腐りやすいんです。……折ったり切ったりした所から菌が入って、ダメになりやすいんですよ」
「そうなんですか…」
「――――けれど、まぁ……人を魅了して止まない、この嫋やか(たおやか)な美しさこそが罪……なのでしょうね…」
柊さんは私を囲うように桜の樹に手をつくと…いたずらに微笑んだ。
「わたしも―――桜を手折る馬鹿になりたいですねぇ…」
「ん…!」
そうして…私の唇を塞ぐ。
気が付いたら柊さんの腕が腰に廻され、しっかりと抱きとめられていた。
「……あの……柊さんに手折られた桜は……どうなるんでしょうか?」
なんとなく…いやな予感がして恐る恐る聞いてみると。
「もちろん――――隅々まで、たっぷりと愛でられるんですよ?この後…ね?」
「………………」
にやりと嗤いながらのその言葉に……うっかり誘いに乗った我が身の迂闊さを後悔せずにはいられなかった―――。
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。