どうなんだろう? 正直ちょっと…感じが掴みきれてないんですが。
ルシア@猛獣使い のSSを書いてると、多分に真弘先輩を思い出すんですよね…。
そして!!
真弘先輩と言えば、忘れちゃいけない珠紀との身長差!3㎝!! (^O^)/
ま、3㎝って大したことないかと思うんだけど(丁度一寸法師と同じ分ですね!:笑)
でも…もうちょっとしたら女の子はヒールのある靴とか履いちゃうから……想像以上に差をつけられるのかも。
覚悟してね?真弘先輩(^^ゞ。
ということで……微妙な二人の身長差をネタに1度は書いておきたかったので、こうなりました^^。
ちなみに。
真弘先輩のプライドが、たった3㎝ぽっち…という意味のタイトルではないですよ~~(爆)
それでは。
お楽しみいただけましたら幸いですm(__)m
(聞こえてたかな……さっきの…)
前を行く真弘の背を見つめながら、珠紀は心の内でつぶやく。
(でも……聞こえてなかったとしたら変な事言えないし…)
そんな心中を知ってか知らずか…真弘の足は澱みなく廊下をつき進んでいく。
昼休みに入る時担任に呼ばれたため職員室へ顔を出してから、屋上へ行くつもりだった。
お弁当を取り出そうと鞄を探っていると、
「やっぱ付き合うなら、自分より背の高い人じゃないとねー」
「ね、ドラマのキスシーンとか見てると思うよねー」
クラスの女子の他愛ない会話の一部が耳に届いて。
それから、教室を出ようとドアの方へ目を向けたら。
―――ばっちり目が合ってしまった。
珠紀の様子を見に来たのだろう真弘と…。
「…先輩…?」
けれど何故か…何故か、自分をまっすぐ貫くその強い視線に対し、愛想笑いのような中途半端な笑顔を返してしまっていた。
「屋上…行くぞ…」
いつもの10分の1くらいの静かな声でそう言って歩き出す真弘の背を追いながら、後悔とか自己嫌悪とかいう感情で心の内がいっぱいになる。
先輩―――私、別に背が高い人じゃなくていいよ。
だって、先輩と私はいつも同じ目線で同じモノを見てるでしょう?
何度もそう言いかけて……でも、今ソレを言うのは、何だかさっきの言い訳をしているみたいで、イヤだった。
真弘が、どれだけ大きな心を持っているか知っているのに。
真弘が、何処までも高い処から見晴らせるかをしっているのに。
でも、同じだけ……真弘が身長の事を気にしているのも知っているから。
だから…言えない。
ねぇ、先輩? 私…身長に恋したんじゃないよ…?
「……ったく…!」
とぼとぼと後ろに続く珠紀の様子に、がしがしと頭を掻いて真弘は溜息ひとつ。
言わせてもらえば、あれくらいの事で凹んだりしない。
他人にとやかく言われても気にしない程度には、図太い神経をもっているつもりだ。
けれど。
ソレを珠紀が気にしているなら……話は別だ。
だから―――。
「珠紀…!」
屋上へ続く階段の所で、彼女の名を呼び振り返ると、一歩分足りない距離を詰めるように彼女の肩を抱き寄せて。
突然名前を呼ばれて驚いた様に振り仰いだその顔に。
「!! ……先輩…!?」
軽く唇を触れ合わせる。
「…お前がそんな顔…するな! 同じような身長でも、やりようはいくらだってあるんだからな!!」
「…い……ま」
「/// ま、キスなら、この位の角度の方が妥当だろ?」
階段1段分高い位置からのキス―――。
茫然と真弘を見つめ返す珠紀に、不敵な笑みを返して真弘は言い放った。
「3㎝の差くらい…いくらだって埋められるんだよ」
その相変わらずな物言いに、珠紀は顔をほころばせてうなずいた―――。
-終-
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
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