久しぶりに書いたから口調とか…微妙?(苦笑)
猫のエピソードがあった時から、1度はこのネタしたいな~と思いつつも、中々状況が掴み切れず書けなかった(>_<)。
大体SSを書くときは2パターンに分けられるんですが。
本当に1枚の絵(シーン)があって、それを目指して書きあげていく場合と。
あまり何も考えず、つらつら書いてたらそれなりに出来上がる場合と。(この場合は会話主体ですけど…)
で、厄介なことに今回は両方混ざったような過程を経たので、なんか…大変だった(苦笑)。
1シーンモードと会話モード。
繋げるのが大変だってば!(*^_^*)
それでは…今回も微妙?ですが…。
お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
預かっていた仔猫の引き取り先が決まったと聞いたのは、レイが仔猫の様子を見にきた日曜日の事だった。
いつまでも片手間に世話をする訳にもいかない事は分かっていたが、この小さな存在は時に孤独な単身者にとって、とても貴重な潤いでもあったから。
もうすぐお別れなんだと思うと切なくて…いずみはつい仔猫を抱きしめて頬ずりし、その額や鼻先に何度もキスをした。
「新しいおうちでもイイコでいるんだよ? 沢山可愛がってもらってね?」
「――――」
「お前と別れるの、寂しいよ…」
何度もそう言って抱きしめるその様子を見ていたレイが、
「…わたしも抱いていいですか?」
そう問うと。
「あ、そうですよね、ゴメンナサイ…! はい、どうぞvv」
慌てて仔猫を差し出すようにのばした腕ごと抱き寄せて、レイはいずみを抱きしめた。
「ちょ!?レイさん!? 何するんですか!」
驚くいずみを前に、
「さっき言ったじゃないですか。 抱いていいですか?とね」
何でもないことのように言い放つ。
「そ、れは…猫を抱くのかと…」
「ええ、抱いていますよ?―――あなたごと、ね?」
「!!そ、そんなのって…!」
「いけなかったですか? あぁ…ついでに、キス―――しましょうか? さっきあなたもしてたでしょう?」
「!?あれは! 『猫に』です!!」
「ええ、猫と触れあった…あなたの唇に触れたいんですよ…」
そういって有無を言わさずいずみの顎を捉えて仰のかせる。
パニックにゆれる瞳を覗き込み、いつもの…勝ち誇ったような笑みを口の端にのせ、
「あなたの―――そういう顔に、すごくそそられるんですよ」
ささやきながら唇をふさいだ。
唇の間を割って舌先を潜り込ませ、緩やかに歯列を愛撫し…それから戸惑う彼女の甘い舌を絡め取る。
「ん……っふ…ぁ」
「貴女が悪いんですよ―――猫よりも何倍も可愛らしい顔をみせるから…」
頬を上気させ、すっかりキスに酔いしれた様子のいずみを抱きしめてレイはささやいて。
それから…力をなくしたいずみの腕の中で丸くなっている仔猫を片手で掬いあげると傍らのカゴにいれ、より強く彼女を抱きしめてその髪や額や頬や首筋にいくつものキスを落とした。
「どうしました?」
しばらくそうして抱きしめて愛撫を繰り返していたレイは、腕の中のいずみが頬を膨らませているのに気付いて尋ねる。
「私には―――猫の方がずっと可愛いです…! レイさんよりずっとずっと、扱いやすいですから…!」
そんなふうに嘯くいずみに、
「いいんですか?そんなこと言って…。 今ここで…わたしのほうがいい、と撤回したくなるような色々なことを…してあげてもいいんですよ?」
指先で顎から首…鎖骨の辺りまで軽くなぞられ、いずみは身震いしてレイを見上げた。
「!!っ…ね、猫にはこんなことしてません!」
「ええ、してるのは、わたしですよ」
「ず、ずるいです…レイさん…!」
「あなたの前では、いくらでも、ズルイ男になりますよ……賢しい男にも、意地悪な男にも…ね?」
「~~~っ …や…優しい顔は…ないんですか?」
「優しい男? それは―――ムリです」
「なんでですか!?」
「だって―――あなたも、わたしに意地悪されるのが好きでしょう?」
「!!」
「ほら…大人しくしていたら、たっぷりと可愛がってあげますよ…。あなたが、あの仔猫を可愛がるよりもずっと、沢山…」
「――――レイさん……もしかして、仔猫にヤキモチ焼いたんですか!?」
突然何かが繋がったようにそんな感じがして、思わずそう口にしたら。
「………そんな生意気な事を言う口は、塞いでしまいますよ…」
少々ム…とした表情でレイに再び深く口接けされてしまう。
そのキスに応えながら……仔猫に嫉妬してしまうようなレイへの愛おしさに胸がいっぱいになるいずみだった…。
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。