個人的に、この前書いたウキツアキ+サナトsetがめちゃくちゃ気に入ってたんです。
で、勝手にシリーズ化をしようかと目論んだのですが、…ちょっと失敗気味デス……。
このsetで書くなら恋愛必須でしょうけど、恋愛色がほとんど出せなかったので…(T_T)。
…でも前の話も結構ネタに走ってたし……。
たまにはこーいうのもいいかなぁ?なんて。
それでは、お楽しみいただけましたら幸いですデス…
「あーーーっっ!!サナト!てめぇ…!」
アキと一緒に採取から帰ってくると、店でサナトが空きビンを1つ手にしていた。
それを見てウキツが叫ぶ。
「お前!!…俺様が何よりも大事にしていた15年物のマテ酒を…!!」
「ほう…?この程度の酒が……アキよりも大事とな…?」
ニヤリ…
いつもの…人を見下したような笑みを浮かべサナトは言った。
「う…!…てめっ…酒と女を一緒にするんじゃねぇ!!」
「ふふん……似たようなものではないか…」
小馬鹿にしたようにサナトは言い放つ。
「??…似たようなものなんですか?ウキツさん…」
「バ…!俺に聞くんじゃねぇよ!俺にっ」
アキの問いにウキツはあわてて返した。
サナトの言葉の意味が分からないのはウキツだって同じなのだ。
聞かれても答えるすべはない。
「………どちらも…快楽を得る手段であろう?…違うか…?」
「「か、快楽!!??」」
アキとウキツが声を合わせて復唱すると、可笑しそうにサナトが笑った。
「本当に…お前たちは見ていて飽きぬな……」
「バ…カっ…!なに見当違いなこと言ってやがる!!そんなことで煙に巻こうったって」
顔を真っ赤にしながらウキツがまくしたてる。
同じく顔を真っ赤にしたアキは、これ以上危険な会話に巻き込まれないよう、早々に台所へ避難した。
背後からは延々ウキツの大きな声が聞こえていた…。
夕方…。
まだむくれたままのウキツの目の前に、サナトは酒ビンを1本おいた。
「…くれてやる……ありがたかろう?」
「……に、20年物……。お、お前なぁ…!金に物を言わせてなんつーことを!!い、いや違う!俺が言いたいのは、悪い事をしたっつー反省の色がお前には…」
「まったく……面倒な奴だ…。いらぬのなら誰か他の者に…」
「ちょぉーっと待て!!…誰がいらねーっつった!?…貸せ!!お前にゃもったいねーんだよ!!」
慌ててウキツはサナトの手からマテ酒を奪い取った。
それを見てサナトは密かに笑みを浮かべる。
「あれ?そのお酒、どうしたんですか?」
夕食の支度をしながら、アキが聞いた。
「あまり五月蠅いのでな……新しいのを買い与えた…」
「へえぇ…?…ふふ、サナトさんって優しいですね♪」
アキの言葉に危うくマテ酒のビンをとり落としそうになりながらウキツは、
「や!!違うだろ!ソコっ!!」
と突っ込む。
「え?でも、買ってもらったんですよね??」
「いや、でも!もとはと言えばあいつが…!!」
「やれやれ…15年ものが20年ものに化けたというのに文句を言うとは…贅沢な奴だ…」
「そーですよねー?」
「(……ぜってー間違ってる……コイツら…)」
がっくり肩を落としたウキツへ一瞥くれてサナトは言った。
「まったく…残念な男よな?ウキツ……。こういうことは日頃の行いがモノを言うのだ……」
♪BGM with 【大塚愛:SMILY】
……泣きたいところは 1人でも見つけられる 笑って 笑って 君の笑顔が見たい…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。