ちょっとねぇ…書いてから気づきましたが……。
アクト、だめですね!
拗ね過ぎ!! (書いてる私が言うのもなんですがね…:苦笑)
この間から、クラトのSSを考え続けていたので余計にそう感じるのでしょうか?
私の中ではクラトはあまり拗ねないので…。
双子といえど兄・弟の役割というか、そういうものが出ているのかも知れません。
それは勿論、ゲームの中での描かれ方が大きいのですが。
アクト…可愛いんだけどな……クラトに比べると子供っぽいというか。
や、クラトだってそんな大人じゃないですけどね^^。
すっかり「拗ねキング」の称号を、タカミから奪ってしまいましたよ…アクトは。
……それでは、お楽しみ頂けましたら幸いです(^^ゞ
――ムカつく!!
今の気持ちを表現するならこの一言に尽きる。
アクトは店の二階に上がるとベッドに突っ伏した。
要するに―――不貞寝である…。
さっきも階下(した)でアキと交わした会話の中に、彼の苛立ちの原因が入っていた。
今つきあっている男は俺で……
一緒に暮らしていたりもして……
将来を約束…なんて堅苦しい事はしてないけど。
―――オマエが好きな男は…俺なんだろう…?
なのになんで―――。
トントントン、軽い足音が階段を昇ってくる。
「―――アクト…?」
ベッドの側に寄り、アキが静かに声をかける。
「……クラトさん、帰っちゃったよ?」
「あいつのことは言うな……」
「―――もう…仲直りしたんじゃなかったの?」
その声にはほんのり揶揄する響きが含まれていて。
だから、つい…本音が漏れる。
「誰のせいだよ…」
「………そんなにヤスナに観光に行くのがイヤなの?」
目を丸くして聞いてくる。
―――これだよ……どこまで天然なんだよ、オマエは…。
憮然とした表情でそっぽを向くアクトの耳にアキの小さな溜息が聞こえる。
……分かってる……
こだわっているのはしょうもない事。
クラトの名がアキの口から出るのがイヤだなんて…。
自分とクラトの名を口にする時、必ずクラトの名を先に呼ぶのがしゃくだなんて―――
あまりに下らな過ぎて…言えるわけない。
「もうヤスナに観光に行こうなんて言わないから……一緒にご飯食べよう?……下りてきてね?」
そう言われて……今一緒に階下へ行けばいいのに。
それが出来ないひねくれ者だから。
いつもいつも、後悔ばかり…。
アキの立ち上がる気配がして、行ってしまう…と思った矢先。
――アクトの頬を柔らかいものが触れた。
そして。
階段を下りていく足音……。
ベッドのうえで跳ね起きて、自分の頬に手をあてる。
……今のは…もしかして…?
こんなことくらいで気分が良くなるなんて―――我ながら簡単だ…とは思うけど。
こちらが思っているほど自分の存在が彼女の中で小さくない事に気付いて、アクトは満足の笑みをこぼすのだった……。
♪BGM with【GLAY:ずっと2人で…】
……いつでも側にいて 笑顔をくれないか 静かな愛の中 心からそう思うよ…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
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