折に触れ公言してますが。
クラトも好きキャラなので。
愛情込めてSS作ってます(笑)
今、確かに、真弘先輩の勢いに押されてるんですが。
静かに、緩やかに、カヌチ愛も燃え続けているのデスよ♪
それでは、お楽しみ頂けましたら幸いです(^^)
清々しい朝の目覚め……。
小鳥のさえずりと…鼻をくすぐる香ばしい匂い――。
ああ…もう…朝ごはん………?
!!…朝…!?
突然スイッチが入ったかのように飛び起きて、上着をひっつかむと台所に飛び込んだ。
「アキ!…悪い!!寝過した…!」
そこには朝食の支度を着々と進めていた愛しい少女の姿。
「くすくす……おはようございます、クラトさん」
振り返ってクラトに笑顔を向けアキは答える。
「あ…あぁ…おはよう…」
その柔らかい笑顔に目を奪われそうになって、クラトはモゴモゴと挨拶を返す。
「服…ちゃんとして下さい……危ないですよ?」
「わ……悪い…」
羽織っただけの上着の着方を注意されてクラトは慌てて身支度を整える。
それから強引に朝食の支度の手伝いに加わる。
「大丈夫ですよ?もう少し寝てても…。」
クラトを気遣ってのアキの言葉に、
「お前だって店をやっているんだから、立場は変わらないだろ…。それに、こーいうことは
二人でやろうって決めたじゃないか……」
少しムクれた様子でクラトは鍋の様子を見、手早く食器を用意する。
「……そういうトコ…、クラトさんはやっぱりクラトさんですよねぇ…」
「…は?…どーいう意味だよ…?」
まぁ真面目というか、融通が利かないというか。
クラトもアキも2人とも仕事を持つ身だから、家の事はできるだけ分担してこなしていこうと決めたのは、2人で一緒に暮らし始める話をしていた時のこと。
精神的にも肉体的にもキツイであろう警備隊の務めを果たしながら、最初に決めたその取り決めを反古にされたことは一度もない。
むしろゆっくり休んでほしい時に限って、甘えようとせずきちんと役割を果たそうと努力してくれる所は、クラトらしいと言えばこの上なくクラトらしい…。
そこを評して洩らした一言だったが……クラトには良い意味には聞こえなかったらしい。
「あ…誉めてるんですよ?…こういう事に手を抜かない人だって分かってても、目の前で見ていると感心しちゃうというか……」
「…………」
まだ疑わしげなクラトの視線に苦笑して、アキは皿を手渡す。
「…変なこと言ってゴメンナサイでした。…じゃ、そのサラダ、盛ってくれますか?」
「…りょーかい」
仕事を与えられたので、クラトの意識が別の方へ向けられる。
渡された皿にサラダを盛りトレイに乗せると、
「はーい、じゃぁ朝ごはんにしましょうか♪」
ミルクの入ったポットを取り出して、アキは食卓へ向かう。
「あ…アキ…!」
その後を追い、クラトはアキを呼びとめると肩を抱き寄せた。
「…忘れもの…」
ちゅ…と彼女の唇に軽く唇を重ねると、クラトははにかんだように笑った。
アキもそんなクラトに笑みを返すと、小さく背伸びしてクラトの唇へ自分のそれを重ねた…。
「…私も……忘れもの…です…」
それから2人は顔を見合せて微笑い、ゆっくりと食卓へ向かった――。
♪BGM with 【GLAY:春を愛する人】
……抱きしめたい こんなにも人を愛おしく思えるなんて そんな出逢いを 今2人でいる幸せ…
THE FIN
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。