なんだかフワっと出来上がったので、企画SS第1弾…いってみたいと思います(^^)。
いわゆるシチュエーションSS--もしもシリーズみたいなものでしょうか。
なぜこんなに弱々しく言うのかというと、第2弾を出せる自信がないからデスm(__)m(爆)
今回やってみて感じたのは、一つのお題で5人分話を考えるのは、ずいぶん大変だったということ…。
一読者として色んなサイトさんを回っているときは、こういったシリーズはとても楽しく読ませていただいていたのに、逆の側に立ってみて初めて大変さを思い知ったというか…。
いえ、いくら妄想の産物といえど、妄想にも好みというものがありますから^_^
さてさて、今回は意外な方をトップバッターにお迎えしました\(^o^)/
こんなことでもなければきっとSSは書けなかったであろう、オウバ隊長です!
何がビックリって!
恋愛モードで話が終わっています!!(爆)
(だけど、オウバアキを見たい人っているのカナ??)
それでは前置きはこの辺にして。
……お楽しみ頂けましたら幸いです♪
「わぁ!隊長さん!見てください、双子ちゃんです!!」
珍しくオウバと街でばったり出会って一緒に店に帰る途中、アキの店のご近所さんの若夫婦と出会った。
彼らのもつ大きなカゴの中には双子の赤ん坊が寝かされていた。
「む…?…あぁ…珍しいな……」
「ちっちゃーーいっ!かっわいいーーっ!!」
「あ、アキ殿・・・?」
テンションの上がるアキをオウバは戸惑いながら見つめる。
「可愛いっv!…いいなぁー、もぅ持って帰りたいッ!」
「こ…こらこら、アキ殿、そのような事……!」
「だって、こんなに可愛いんですよ?…隊長さんは欲しくないですか?赤ちゃん……」
アキの無邪気な一言に、オウバは凍りつく。
「!!……ア…アキ殿…!」
「はい……?」
「そ、そういう事はだな、…人前で言っちゃいかん…!」
「え!?…どーしてですか??」
「どーしてって……そ、それは…だな……。つまり、その……あ、あらぬ誤解を生むだろう!色々と……。我々の……関係…だとか…」
「!!!」
しどろもどろになりながらのオウバの言葉に、彼の言わんとするところを理解したアキは見る間に頬を赤く染めた。
「わ、私、そんなつもりで言ったんじゃ……!」
「いや、分かっている!…分かっているが…!」
「も、もういいです……!!」
若夫婦への挨拶もそこそこに、アキは顔を真っ赤にしたままその場を足早に立ち去る…。
慌ててオウバも後を追う。
「待ちなさい!アキ殿…!!」
「も…もう隊長さんなんて知りま…!!…キャ」
オウバがアキの手を掴むのと、アキがつまずいて体勢を崩すのはほぼ同時だった。
期せずしてアキを腕の中に抱きとめる形になったオウバは、その状況と腕の中のアキの涙目に、目に見えてうろたえた。
「や!…その…、……す、すまない!……ただ…君は、年頃の娘さんなのだから……ああいった事は人前では…だな……」
「―――でも……隊長さんだったから……」
「!!」
アキのその言葉にオウバは自分でも驚くほどショックを受けた。
つまり――そういう対象ではない――そういう事か……。
いやいや、当然といえば当然の事……。……親子ほども年の差があるのだぞ、わたしたちは…。
「…あ、あぁ……そうだな…。世間的にはわたしと君は…親子も同然…」
「違います……親子だなんて、私…思ったことありません…!」
辛うじて平静を保ちつつ取り繕った言葉を、あっさりと突き返される。
そしてその意味にオウバは耳を疑う…。
「え?…アキ殿……!?」
「もぅ…いいですっ!」
そう言ってアキはオウバの腕をすり抜けると、店への道を歩き始める。
「あ…アキ殿…!……今のはいったい…!」
どういう意味……と、更に慌ててオウバは追いかける。
親子でないなら―――。
その淡い期待を胸に、オウバは初恋の少女の隣に駆け寄った…。
♪BGM with 【GLAY:BELOVED】
……AH 夢から覚めた これからもあなたを愛してる…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。