なぜか当日を過ぎてから書き始めていました。
しかも。
昨日書いたように、行き詰ってたハズなんですが……神が降りてきました!(冗談ですよ!)
とりあえず職場で「何となくこうすればまとまる…」みたいな形が見えて、速攻携帯にメモってみました。
シンさんのバレンタイン仕様は、普通じゃ面白くないなぁ~と考えてたんです。
そんなとき、偶然つけたラジオから「今年は逆チョコを贈るんです!」みたいな気合いの入った投稿が紹介されていて。
「コレ頂き!!」とばかりにシンさん仕様にしてみました(^^ゞ
どうでしょうね?
ま、きっとシンさんなら、チョコという小道具を最大限に活かして上手く想い人を押し倒す…(おっとっと…自主規制しますね^^)。
いえ、キチンと想いを通じ合わせることでしょう(笑)♪
それでは、お楽しみ頂けましたら幸いです^^。
「アキちゃん…コレ貰ってくれる??」
店にやってきて、シンがアキに小さな包みを差し出した。
「え、私にですか?ありがとうございます!…開けていいですか?」
「どーぞどーぞ♪」
「ふふ…ドキドキしますね、こーいうの」
「でしょ?」
にこにこと笑顔のままシンはアキの様子を見つめる。
アキは丁寧にラッピングを外すと出てきた箱を開けた。
「わぁ、可愛い!チョコレートですか?」
箱の中の彩り豊かな小粒のチョコレートを見て、思わずアキは声をあげた。
その反応に満更でもなさそうにシンはうなずき。
「うん、そう…。……ソレ…逆チョコって言ってさ…」
それから手を伸ばしてアキの頬をそっと撫でる。
「男から大切な女の子へ、愛する気持ちを込めて贈るんだって」
「え…」
シンの言葉に案の定アキは頬を染める。
「…受け取ってくれたよね?俺のキモチ…」
「……あ、あの……気持ちって…その」
「それね―――本気の本気だから、一度受け取ったら返品不可なんだよね」
「え!?……で、でも…知らなかったです…そういうの…」
しどろもどろになるアキの…震える唇を親指でそっとなぞりながら、
「うん?…知ってたら……受け取ってくれなかった?」
耳元に低く囁きを落とす…。
「そ…そういう訳じゃないですけど……」
身を竦め、逃れるように身体を引こうとするアキの肩を抱き寄せて…、
「くすくす…何もとって食おうってわけじゃないんだよ??ただ――――」
「!ん…!」
そしてアキの愛らしい唇を奪う。
「…俺の愛(きもち)を受け取った以上は………君の気持を返して欲しいな…?」
「シンさんっ……!」
―――そのキスで絡めとられたのは理性だったのか、隠してきた気持ちだったのか……。
抗う間もなく何度も与えられる深いキスに…考える力さえも奪われた気がして。
シンの胸に頭を預けながら…アキは熱をおびた吐息を小さくもらした。
そんなアキを見下ろしながらシンは誘うように囁く…。
「……俺のこと……好きでしょ?」
「…え…と……」
アキの髪を手で静かに梳きながら更に重ねて。
「好きなんでしょ?…すごく…さ」
「…シン…さ…ん」
「ホラ…好きって言いなよ…」
「ん……ぁ…」
アキの耳朶を食み、その耳に吐息を吹きかけながら囁くシンに酔わされて、アキの頬は更に朱に染まる。
「…言わなきゃ――――離してあげないよ?」
「……っ………は…」
「ん?」
「―――///…離れたくないから……言いません…っ」
今にも泣き出しそうなほどに顔を赤らめて…アキは精いっぱいの想いをこめてシンに応えた。
その言葉に…シンは目を丸くして、珍しく頬を少し染めながら嬉しそうに笑った。
「そう―――じゃあ…今日はずっとこうしていようか……ね、アキちゃん…」
アキを抱きしめて、満たされた想いを口移しで伝えるかのようにシンは何度も何度もその唇にキスを落とした―――。
♪BGM with 【Mr.Children:抱きしめたい】
……抱きしめたい 溢れるほどの 想いが こぼれてしまう前に…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
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