籠の中のアリシスSS > 瑠奈カイト です(^^)。
(状況は違いますが)前の話と対になりました♪
いえ…ロアクリスト全員分、あのタイトルで続けるのはちょっと自信が無かったので、CPで書いてみました。
何気に、カイトの年上のくせにガキっぽい所が好きですvv
瑠奈をからかう…というのが標準装備されてるっぽいので、普段は軽くて楽しいお付き合いが出来るんだろうな~~と妄想しました(^^)
そんなネタばれは無いと思いますが、ED後設定です。
お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
「バカ、危ねぇ…!」
地面が揺らいだと思ったら、力強く腕をひかれカイトの胸に額をぶつけていた。
「ご、ゴメンなさい…」
久しぶりのデートに浮かれていて、足元の小さな段差を踏み外したらしい…。
慌てて身を引いたら頭の上から盛大な溜息が落とされた。
「ったく、今時小学生だってこんな所で躓かないぞ?」
視線の先にはこの公園の広場で歓声をあげて走り回って遊ぶ小学生の群れ。
「だって…」
もっと沢山カイトを見ていたくて……足元に注意する間がない、とはやっぱり言えない。
「ま、こんな大きな小学生はドコを探してもいねーけどな?」
口籠った私にニヤリと笑ってカイトは言った。
「むぅ…私の事、どーいう風に見えてるんですかね?カイトさん?」
「ドジっ子だろ?」
「ぅ…」
当たり前のように返されて、正直凹む…。
そんな私を見てカイトは可笑しそうに笑った。
明るい彼の笑顔は、私が大好きな彼の顔のひとつだ。
「まぁ、オレの前でなら、どれだけドジでもいーんだけど? 他でもソレだけドジっ子だと思うと、正直心配でやってらんねーな…」
ひとしきり笑った後、はぁと溜息をつきながらカイトは言う。
「それは大丈夫だよ! 私、いつもはしっかり者で通ってるんだから!」
「おいおい、 『しっかり者』 の定義……間違ってねーか? 大体、あっちの世界でも大概ドジだったよな? 何もない所ですっ転んだり躓いたり…。 あれでよく落ちこまねぇもんだと感心してたんだぜ?」
そう言って苦笑するカイト。
確かに、アリシスとして召喚されたルーチェの世界でも、私はカイトの前で転んだりして迷惑をかけた…。
でもそれは―――今みたいにカイトの事が気になって他がおろそかになるだけで、いつもいつもあんなにドジって訳じゃないんだから…!
ちょっと悔しくなった私は、わざと明るい声で宣言する。
「落ちこんだって、平気だよ!」
「へ?…っ、おま…!」
そしてキョトンとするカイトの首筋に勢いよく抱きついた。
「だって―――ここに、私に元気をくれる人がいるんだもん!」
「/// っ 瑠奈っ…」
ちょっと意地悪なカイトの言葉に…仕返しするつもりで勢いよく抱きついたはいいけれど―――どうしよう…離れるタイミングが、掴めない…。
「オマエ……」
そんな私の様子を見抜いているのか…少し笑いを含んだ声が耳元でして。
「じゃぁ今日は、一日中 オマエに元気を補給してやるよ」
覚悟しろよ…と言い足して、耳朶に触れた唇の感触…。
背中に廻された力強い腕が、離さないという風に私を抱きしめる…。
「……うん…いっぱい、カイトを補給させてね…」
カイトに抱きしめられて心地よくなった気持ちのまま、私はカイトの赤くなった耳に甘く囁いた…。
THE END
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
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