いらっしゃいませ!
このブログでは、カヌチ二次創作(緋色の欠片、ウィル・オ・ウィスプ、ラスエス3他)、乙女ゲームの感想など、管理人ベルルの暴走気味の妄想をつらつらと書き綴っております。現在「三国恋戦記」絶賛応援中です!!
-since 2009.7.25-
ラストエスコートSS > 流聖いずみ です(^^ゞ
えぇぇと、一応お正月SSですm(__)m
( ↑ タイトルだけじゃんって突っ込みは聞こえません!:苦笑)
ぎりぎり…ぎりぎり松の内なので いいかな?と思いUPしてみました。
書きながら思ったのは、流聖(隆治)さんは、自分の息子でもヤキモチ焼くだろうな~ということ(苦笑)。
(娘ならOKなんだろうけど…。)
そういう意味ではレイ(秀臣)さんが一番子煩悩…というか、親らしい親になる気がします。
そして柊(惣一郎)さんは一番厄介な親になりそうですね!(爆)
それではお楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
えぇぇと、一応お正月SSですm(__)m
( ↑ タイトルだけじゃんって突っ込みは聞こえません!:苦笑)
ぎりぎり…ぎりぎり松の内なので いいかな?と思いUPしてみました。
書きながら思ったのは、流聖(隆治)さんは、自分の息子でもヤキモチ焼くだろうな~ということ(苦笑)。
(娘ならOKなんだろうけど…。)
そういう意味ではレイ(秀臣)さんが一番子煩悩…というか、親らしい親になる気がします。
そして柊(惣一郎)さんは一番厄介な親になりそうですね!(爆)
それではお楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m
初詣の帰りに、冷やかしで百貨店に立ち寄ってみた。
初売りならではの人混みに溜息をつきつつ隆治さんは小さくこぼす。
「…相変わらず…この初売りの気迫には頭が下がるよ」
「どこの百貨店も福袋には力を入れてますからね!ふふ…懐かしいです」
「百貨店の福袋まで企画していたの!?」
「依頼があれば…。でもその場合はリサーチの方が主体です。百貨店の扱う商品の数は膨大ですから…」
「―――――」
「?どうかしました??」
「いやはや……うちの奥さんはやり手だったんだと思って…」
苦笑混じりの隆治さんの言葉にん?と首を傾げた時。
「まぁま~」
「え!?」
突然足元から聞こえた舌足らずな声と内容に驚いて、思わず隆治さんと顔を見合わせて視線を下げる。
「…まぁまぁ…」
「迷子…ですね、この子…」
「あぁ、そうみたいだね。この人混みだし…はぐれたのは分かるけど…」
私を見上げて半分泣き出しそうな3歳くらいの男の子がまとわりついていた。
「まぁま…っく…」
「えぇぇと、人見知りしないかしら?この子…」
顔をくしゃくしゃにしているけれど、辛うじて涙を堪えているその様子に私はつい手を差し伸べてしまっていた。
すると坊やが私の手に縋りつくその寸前に。
ひょい、と隆治さんが彼を抱き上げると肩車をしてポンポンと背中を叩いていた。
「よしよし…強いな! 男の子は泣いちゃダメだぞ?」
「隆治さん…」
「迷子の受け付けは3階だっけ?」
「え、えぇ…」
見ると坊やは一瞬驚いたようだったけど、いきなりガラリと変わった世界に気がそれたみたいで、楽しそうな笑みがこぼれていた。
「パパとママを見つけたら教えてくれよ?」
頭の上の小さな御者にそう声をかけて隆治さんは私を振り返る。
「3階まで、このフロアを抜けてから行こうか?」
「はい」
両手が塞がっている隆治さんからはぐれないように、私は隆治さんに駆け寄ってその腕に手を添える。
「………」
「/// は、はぐれないように、ですから」
意外そうに私を見る隆治さんの視線に耐えられなくて、慌ててそう言うと、
「じゃあ、出来るだけゆっくり歩こうかな?」
「/// もぅ…」
少しからかうような響きでそう返される。
微妙なこの距離感が少し気恥ずかしくて…私を見下ろしているだろう隆治さんを見ることが出来ない…。
隆治さんはそんな私をクスクス笑いながら足を踏み出した。
「良かったですね、すぐに親御さんが見つかって」
人で混み合うエスカレーターを避けて階段を降りながら、私は隆治さんにそう言った。
「あんな小さな子が、あの人ごみではぐれたら…親も子もパニックになるだろうね」
「でもあの子、すごく隆治さんに懐いてましたよ? 肩車がお気に入りだったみたい…」
隆治さんの肩の上で得意げに辺りを見ていた坊やの顔を思い出して、私は思わず笑ってしまった。
「ふふ…おもいがけず隆治さんが子供の扱いが上手だって、知りましたvv」
「―――――」
「?……隆治さん…??」
私の言葉に、変な間があって。
ふと見上げると、隆治さんは何ともバツの悪そうな顔をして視線を逸らしてしまった。
なんだろう?
何か、おかしなことを言ったかしら?
「え…と、隆治さん??」
「緊急避難」
「え!?」
「/// ……扱いが上手い訳じゃなくて、緊急避難、させたんだ…」
「……何を…?」
「――――あのまま放置していたら、あの坊やが君に抱きつくだろう? 君もきっとあの子を安心させるために……抱きしめてやるだろうなと思ったら、抱きあげていたんだ。 この手で…」
「/// ………」
「/// ご期待に添えなくて申し訳ないけど―――実際はあんな小さな子にまで妬いてた…。 ちょっとカッコ悪いな、俺」
視線を逸らしたまま…少し顔を赤らめてそう言う隆治さんが、いつになく可愛くて。
「そんなこと… ―――いつも以上に、頼り甲斐がある旦那様だなって思いました」
「……優しいね、君は」
どうしたらこの…ほんわかした 温かくて 嬉しくてたまらない気持を伝える事が出来るのかしら?
でも―――考えるより先に体が動いていた…。
「/// 良く頑張りました、のご褒美。 お年玉の代わりです…。とても素敵な、私の旦那様へ」 ちゅ…
私は隆治さんの腕を引っ張って引き寄せると、背伸びしてキスをしていた。
一瞬驚いたように私を見下ろした隆治さんも、
「――――じゃあ、俺からも、お年玉…」
私の口実に乗るようにそう囁くと優しいキスを落としてくれた―――。
THE END
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ブラコン1・2013.8.13.)
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♥ プロフィール ♥
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ベルル
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非公開
自己紹介:
乙女ゲームもブログもまったくの初心者が管理人をしております。
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。
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