ＳＵＲＲＥＮＤＥＲ （流聖×いずみ）

ラスエス３　から　流聖いずみ　です(^O^)／

秋の気温が心地いですね！（笑）
いきなり筆が進むようになりました(^^ゞ。

といっても、ネタ出しはかなり迷走―――おなじ書き出しで、柊さん・レイ・流聖の文章を書いて、ＥＤマークがうてたのが今回のＳＳ（苦笑）
や、流聖はどうしても甘くなりますね♪
久々のラスエスなので、それでも良いかなと思ってＵＰする事にしました。

私は外で飲むと、あるライン以上は酔えないんですよ。
「帰らなきゃ」とか「人の目」とか色々気にして、理性がストップかけちゃうみたいで。
ですから私は今回のいずみさんのような状態になった事はないんですが…気がゆるむと人は酔いやすくなるのでね＾＾。
絡み酒みたいな…あまり人に迷惑をかける酔い方でなければ、がっつり酔っ払ってもいいんじゃないかな…？という気分で書いてみました。

それでは。
お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m

「もう一杯ください」
空になったグラスを差し出すと、隆治さんは困ったような顔で私をみた。
「？」
「ちょっと…飲み過ぎじゃないかな？　いつもこんなに飲まないだろう…？」
グラスを受け取り水割りを作りながら、隆治さんはやんわりとそう窘める。
見透かしたような口調がなんだか悔しくて、私は拗ねたように頬をふくらませて見せた。
「まだ酔ってないですよ」
「……酔っ払いは大抵、そのセリフを口にするんだけどなぁ？　まぁ…久しぶりに外に飲みに出たから……羽目を外したい気持ちもわかるけど…」
「だ、か、ら…酔ってませんってば…！」

「おやおや―――久しぶりに顔を見せたと思ったら……ホストをやめても、姫にかしずいているんですか？流聖は…」
「店長…」
「柊さん、お久しぶりですｖｖ　」
相変わらずの怪しい雰囲気で、奥のＢＯＸ席に顔を出した柊さんが可笑しそうにそう言う。
私は思わず隣の隆治さんの顔を見上げた。
普段は―――そんなつもりなんてないけど、確かに隆治さんは私にはとても優しい。
もしかして、他の人もそんなふうに思っていたりするのかしら…？
そう思うと何だか急に…恥ずかしくなる…。

「姫？どうしました？急に大人しくなって…」
私の隣に腰をおろし、水割りのグラスを差し出しながら柊さんがそう言うと、
「店長…」
隆治さんは少し恐い声を出して、私の正面のテーブルを軽く指で叩いた。
「クス……流聖は意外と余裕がない…」
「店長～～、今日は仕事の話でしたよね？　こんな時間だし、場所も場所ですけど」
「そうでしたね……わざわざカッツェまで足を運んで貰ってスミマセンでした」
肩をすくめてそう言うと、柊さんは私の隣から正面の席へ移る。

―――今のって………もしかして、柊さんに席を移れって言ったのかしら…？
恐る恐る隆治さんを窺うと、こちらの視線に気づいて隆治さんはニコリと微笑んだ。
隆治さんと一緒だから全然気にしてなかったけれど…ここは一応ホストクラブだし、店長とはいえ柊さんだってホスト…。
隆治さんにとっては、柊さんといえど信用ならない相手ってコトなのかな？
結婚して…私はこの人のものになったっていうのに、こんなに分かりやすくヤキモチを焼いて貰える事が、何だかこそばゆく感じるけど―――すごく嬉しい。

「それで…詳しく話を詰めておきたいんですが…」
カッツェでのイベントに美容師として手伝って欲しいと連絡があって、その打ち合わせに久しぶりにカッツェに２人で足を運んだんだけど。
そんなに間はあいてないはずなのに、ここの空気をスゴク懐かしいと感じたり、その雰囲気に飲まれそうになったり…。
時間を見つけては通っていたあの頃が嘘みたい…。
真剣な顔で話を詰めていく隆治さんを見ていると―――この人と結婚した…なんて私の幸せな夢で―――現実は、この人は夜毎多くの女性に、同じような夢を見せてあげているのかもしれない…なんて思えてきて…。
夢みたいに幸せだからこそ、そんなのやっぱりありえないんじゃないか…という不安が急に大きくなって。
苦しい気持ちでいっぱいになる…。

「！？…いずみ！？　どうしたの！？」
慌てたように私の顔を覗き込む流聖さん…。
「……流聖、さん…」
「え！？」
視界がぼやけてる―――けれど、恋しいその人の顔だけははっきりと見える。 
私の手からグラスを取り上げ、ポロポロとこぼれる私の涙をぬぐいながら、
「今、なんて…？いずみ…？」
少し困惑した顔で、流聖さんは言うべき言葉を探しながら私の様子を窺ってる…。
「ゴメンナサイ…」
「？…何を謝ってるの？」
「……私、自分勝手な夢…見てました………流聖さんの、お嫁さんになる夢…」
そんなこと、あるはずないって。
こんな素敵な人が、私を想ってくれるなんて…て。

「…姫はどうやら、酔いが過ぎたようですね。　話はほとんど済みましたし、タクシーを呼びましょう…。店も終わる時間ですし、もう帰った方が良いですよ」
柊さんのその言葉に、
「あぁ…それなら少しだけ、時間を下さい」
そう言って私の方を向き直ると、流聖さんは私の頬を両手で包み込み、じっと私の目を見つめる…。
「―――俺はホストで、貴女は永久指名をしてくれたお客様…？」
「……はい…」
「そう……じゃあ、もう一度プロポーズから、やりなおさなくちゃいけないね？」
「え…？」
「それで、また結婚式をあげて、ハネムーンにも出かけて…。美容院の開店準備もあるし、これから忙しくなるよ？」
「流聖さん…？」
「何度でも―――君が望むなら何度でもプロポーズするよ？俺の愛する奥さん…。　そして何度でも、こうして誓いのキスを…」
そうして流聖さんは私の唇を優しく塞いだ。
こんな―――幸せなことがあるなんて…。
これは…現実なの？

「夢の中で、ハネムーンに行こうか…。　目が覚めたらまた、忙しいけれど幸せな日常が待ってるからね？」
そう囁く声を聞きながら、私はゆっくりと甘いまどろみに堕ちていく…。
「―――お見事…」
夢うつつのまま、ぼんやりとそんな柊の声を…遠くに聞いた…。
「さすが、かつてのカッツェ №１ ホスト…。心得が違いますね…」
「よしてくださいよ…ホストだったのは昔の事。　もう俺は―――彼女しか必要ないんです。彼女の気持ちさえあれば…他には何もいらない…」
「流聖…」
「俺はいつも彼女にだけは――――お手上げなんですよ」
そんな風に言う流聖さんの低い声を聞きながら…儘ならない意識の中で私は思った…。

―――違うわ、流聖さん…。　私の方がいつも、あなたにはお手上げなのよ…。


ＴＨＥ　ＦＩＮ

close

星の見えない夜に… （公瑾×花）

恋戦記ＳＳ　＞　公瑾花？？　です(^^ゞ。

花ちゃんの描写がほとんど無いけど…いいのか？（苦笑）
でもほら、公瑾からの気持ちは向かってるから！
何気に呉軍では、人のいい面々がこの二人をヤキモキしながら見守っているんだろう…と(^^)、そんな妄想をしたりして…。

だって確かに分かりにくい―――か？
いや、分かりやすい、気もしてきた…。
多分子敬は分かってきているんだと思います。
どういう態度が公瑾にとって気を許している態度なのか―――それが分かればこんなに分かりやすい人もいないんだろうとは思うんですが(^^ゞ。
まぁそこをうまく読ませないのが都督なのかな？？（笑）


今夜は中秋の名月―――だったとか。
お月見の話を書こうと思って失敗したのは内緒の話だったりします…（*^_^*）

それでは。
お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m

「おい……あいつ、寝てんじゃねぇの…？」
内々の簡単な宴の席で、仲謀はふと目にとまった花の様子を公瑾に耳打ちした。
「――――そのようですね…」
言われて視線を転じると、末席の方で柱にもたれて座りうとうとしだした様子の花…。
「他の奴の目の毒だから、撤収しておけ」
ちらりと公瑾を見遣り苦笑を浮かべて仲謀がそう言うと、やれやれという体で溜息をつき公瑾は席を立つ。
「―――――」
そうして花のもとへ近づく公瑾の様子を、仲謀も尚香も固唾をのんで見守る。
すると公瑾は花の肩に手をおいて軽く揺すり、何事か声をかけた。
「（―――なんだよ、やっぱり甘くねぇじゃん…）」
「（……本当に２人はつきあっているのかしら…？）」
声をかけられたからだろうか。
ふと頭をあげ、眠そうに目をこすっていた花の腕を掴んで立たせると、公瑾は強引な程の勢いで彼女を連れて宴の場を後にした。

「兄上…」
「なんだ…」
「私……もうちょっと、色々と期待したんですけど」
「俺もだよ…」
「何か色々と―――ものっすごく色々と、残念です…」
「あぁ…まったくだ」
伝え聞く限り、そして自分の目にする限り公瑾が花に対してとる態度は、他の女官に対するものとそう大差はない。　多少「当たり」がましなだけで、甘いという雰囲気には程遠いし、２人の関係を知っている側からすればむしろ、他人行儀といっても差支えはない。
だからこそ―――まことしやかに流れるうわさがあって…。

「―――あいつ…マジで伏龍に対抗したかっただけ、なのか？」

伏龍こと諸葛孔明の弟子として、玄徳軍からの使者という役目を果たしに仲謀軍へやってきた彼女を、引き抜くという形でこの地にとどまらせたのには、公瑾の働きかけがあったことは周知の事実だった。
色好い関係にある２人―――と、最初こそ噂されたものの、さして他と変わりのない態度の公瑾を目にして、周囲で囁かれる噂はすぐに「周公瑾は諸葛孔明から弟子を奪いたかっただけ…」という内容に転じてしまっていた。
しかも当の本人である公瑾が、その噂を耳にしても否定しなかったとの話も聞こえている。
仲謀は、実際に花をこの地に留めるために公瑾が色々動いていたことを知っているが、それでも、それを知らなければその噂を信じたくなるほどに公瑾の花に対する接し方は、恋人に対するソレとは大分とかけ離れていた…。

「……大丈夫なのか？あいつら…」
思わず尚香と二人、顔を見合わせ溜息をついていると。
「ふぉ、ふぉ、ふぉ…仲謀さま、尚香さま…人の恋路に首を突っ込むのは、野暮というものですぞ」
その小さな体に、周囲の大きな信頼を受けている文官 魯子敬がにこにこと笑みを湛えながらそう言った。
「子敬か……や、そりゃ分かるけど、でも心配になるだろ…色々と！　あいつの場合、家筋がうるせぇし…」
「そうですよ。花さんはとても可愛らしくて素敵な方なのに―――あまり大切にされていないようでは こちらに引きとめた手前、心苦しいです！」
「お二人とも……甘いですなぁ。　『あの』公瑾どのが、早々簡単に尻尾を掴ませるとお思いですか？　花殿とて、公瑾どのが真心を傾けなければ、こちらに留まるという様な大事を決められる訳はないでしょう」
「お前―――何か知ってるのかよ？」
「恋人らしい２人の様子を知りたいだけなのです…」
そう２人に詰め寄られても、
「さぁ…わたしは何も。　ただ、お２人を見ていれば、ちゃんと分かるのではないですかな？」
にこにこと笑みを崩さぬままそう言いおいて、子敬は酒器を手に広間を後にした。
「――――分からねぇから、言ってんだろ…」
「意地悪ですね、子敬は…」
再び溜息をつく兄妹だった…。



「―――伏龍の弟子を自身の弟子として扱うのは、どのようなご気分ですか？」
花を部屋に送り届けて。
自室へ戻るか、宴の場に戻るか、一瞬迷って足を止めたところに静かな声でそう問いかけられた。
「―――あなたでしたか……おかしな噂の出所は…」
呆れた風にそう返し、公瑾は廊下の先にある小さな影に歩み寄った。
「……人は自分の信じたい噂話ほど、たやすく真実として受け入れてしまうのでしょうな」
「珍しく……辛辣な事を仰いますね」
肩をすくめて公瑾は言う。
しかし公瑾の言には答えず、子敬は廊下から夜空を見上げた。
折角の満月の夜だというのに……空にはむら雲がたち、月は朧にかすんで見える。
朧月の心許ない光と、夜空の大半を覆う雲が、もともと暗い夜の闇を更に濃くせしめていた。

「時間が必要かと思いましてな……何より、あの方はまだ我が軍には不慣れでいらっしゃる」
「お気遣い痛み入ります。けれど」
子敬への文句（？）を続けようとする公瑾の言葉を遮るように、
「星が読めぬというのは―――どうにも心許ないことですな…」
眉を下げて呟いた、空気に溶けてしまいそうな子敬の声は公瑾の表情をわずかに曇らせた。
子敬の言う星とはきっと―――花を表す星のことを言っているのだろう。　彼女の星が、この空に無いことは公瑾も知っている。　何度か星読みをしている時に探してみたが、見つけることは出来なかった。
よくよく考えてみれば、異世界からきた彼女の宿星がこちらの空にある訳もないのだと思い至ったのだが―――。
子敬もまたよく星を読む。　そして公瑾同様、花の星を見つけられなかったのに違いない。
この世の成り行きを星の動きや輝きによって読み、打つべき手を考える―――。
よく星を見、その未来を読む子敬からすれば、逆に星にまつろわぬ花の存在は、大きくその根底を揺るがすものなのだろう。
けれど子敬とは違い、公瑾の内にはそんな不安は存在しなかった。

どこかで―――星は必ず現れると、確信していた。

「ご心配には及びませんよ、子敬どの。　彼女の星は―――あの雲が晴れたその先に輝いているはずですから」
「ほぅ…？」
公瑾の言葉に、ハッとして子敬は彼を見上げる。
「―――わたしと共に歩むと決めたのですから……当然でしょう？　もはや彼女は、こちらの理（ことわり）の内に息づいているのですよ…。　わたしはそう確信しています」
「そうですか、そうですか―――それを聞いて安堵いたしました。…宿星を持たぬ者など居はしないと思いながら、今もって俗念を拭えずにいたのです。　あの方は―――この世界に息づく方では無いのでは…と」
「きっと…稀代の珍星を宿星に持っているのでしょう、彼女は…。　生半可な読み人の前には現れないような…。　けれどそういつまでも、その姿を隠しおおせるものではありませんよ」
「……公瑾どのが仰るのであればそうなのでしょうなぁ…」
深く何度も頷きながら、晴れやかな表情で子敬は言い、そんな子敬に公瑾もまた頷き返していた…。


「そうそう…仲謀さまと尚香さまが心配しておられましたぞ…」
「はい？」
別れ際、子敬のその言葉に公瑾は首を傾げる。
心配？―――そんなことされる覚えはないのだが…。
そんな表情の公瑾に、
「お二人が睦まじい様を見せてくれぬ、と半ば本気でお嘆きでらっしゃいました」
「―――子敬どの…」
「わたしは何も、言ってはおりませぬぞ？　例えば先ほど――」
「子敬どの…！」
子敬の言葉を遮るように、公瑾は少し声を強める。
「………あなたという人は…」
「心配していたのです、わたしも…」
にこりとそう返されて、公瑾は苦々しい表情で子敬を見、
「お心が晴れたのならもう十分でしょう…。　今後は趣味の悪い事はおやめ下さい」
しっかり釘をさされて子敬はうなずくと、一礼してその場を後にした。
公瑾はその後ろ姿を眺めながら、「まったく…」と小さく呟くのだった。


　－終－

close

けっこん！ o(≧∇≦)o

前の記事でも書いた　カヌチ ＰＳＰ版　の情報（１Ｐ分）が、ビーログに載ってました＾＾。

後日談について紹介されてましたが！！

う～～～(>_<)

ネタバレになるので、続きに隠します！

続きの先は反転してませんので、ＰＳ２版 カヌチ 白＆黒 を未ＰＬＡＹの方および「ＰＳＰ版が出るまで待つの！！」という方は、ご注意くださいませm(__)m
（後半少し？暴走してます！　ご容赦くださいm(__)m）

ネタバレ注意！！

とくにＰＳ２版を未ＰＬＡＹの方はご注意ください！！




では。



前の記事でも書いてますが、タカミＥＤ後と思しき後日談―――。
どうやらタカミはアキとともにヨロハ村に帰って、一緒に暮らすみたいです♪
暗殺者としての自分はひとまず置いておいて、アキとともに歩む穏やかな人生を選んでくれるんだろうと想像できる１画面が紹介されています。
（恐らく公式ＨＰで公開されていた場面の後…かな？　しっかりトウラのことを『おじいちゃん』って呼んでましたから！：爆）

いや～～、私、黒のＥＤでは一番好きなＥＤだったんですよ！＞タカミＥＤ！！
だから、彼らがこれから幸せになる物語が本当に嬉しくて♪
まあタカミ（＆オウバ隊長）は、ちょっと物語が複雑なので、そのあたりをどうまとめるのか興味が………いや、まとめないのもアリなんでしょうね！
（ソコには目を瞑って、前だけ見てくれよ的な…：苦笑）
それでも、あの悲痛なタカミの声にウルっときた（注：泣いてないヨ！）身としては、一番幸せになってほしいキャラだったので、その後の物語には本当に期待してしまいますね(^^)
同い年だったのに、年の差カップルになったのも萌えますしね！（笑）


そしてそして。

けっこん！！　ですよ！

ビーログでは、「アクトＥＤ後のアクトとクラトの会話」と「クラトＥＤ後のクラトと主人公（アキ）の会話」が少し紹介されていて＾＾。
アクトＥＤ…のほうでは、さっそくアクトがアキとの結婚を進めようとしている状況が、クラトの言葉から分かります（笑）。
ＥＤ直後なんだと思うと、なんだかホロっとしてしまいますね～(^^)。
（アキを抱き上げて「結婚しよう」（うわ、ちょっとウロ覚えだ！）っていうセリフには本当に萌えましたもの♪）

大体…アクトＥＤではまさかの主人公死亡フラグ+復活でしたから！
あのあとちゃんと世の中と繋がっていけるのか少々心配でしたが（いえ、それはクラトＥＤも同じなんですが）、あのアクトが「自称過保護」になるほどの過保護っぷりなら大丈夫なんでしょう！
そして相変わらずビックリすると どもる感じのクラトがなごみます♪

クラトＥＤ…では、「ただいま」の直後の会話のようでした♪
そりゃそうだよ、まさか生き返るとはだれも思わない！！
ほっぺをつねられたくらいで済んで、感謝してください！クラトさん！！（笑）
あぁぁ…そうだよ、ほっぺつねるとか書いとくべきだったよ！（爆）
でもほら！なんか、顔に勝手に触れるのも―――ねぇ？（＜ナニが言いたいんだか：苦笑）

クラトの後日談は本当に、本当に！期待してるから！！
ある種、一番恋愛ＥＤに持っていて欲しいキャラだからね！（笑）
そーだなー、やっぱり、

「アキのために帰ってきたんだ………え！？理由！？　///んーー 分からないなら、いいよ……これからゆっくり教えてあげるから」

…みたいな！！！（恥）
いきなり恋愛モードは難しいカモだけど、是非そこに近づけて欲しい！！
ほんと、お願いしますよ！オトメイトさん！！m(__)m

あ、ダメだ…妄想全開、期待爆発、かなり本気モードに近づきつつありますｖｖ
ＦＤばりに長め+甘々な追加要素を期待しつつ（合掌）。
発売を心待ちにしたいと思います (^o^)丿

close

楽しみ♪

カヌチ　二つの翼　の公式がいくつか更新されてます＾＾。
何より「え”～！！」って思ったのは！


ＵＭＤ2枚同梱って！！！Σ(￣ロ￣lll)


なんだよ～1枚にまとめるんじゃないのかよ～<(｀^´)>
ディスクを入れ替える手間はそのままじゃん！！（苦笑）
もう～～～、ウィスプのＰＳＰ版は本編とＦＤが1つになってたから、てっきりその形式でいくんだと思ってたのに……やっぱり、データ量が半端ないのかな？？

でも…ＯＰムービーが公開されていて。
新ＯＰ曲がとても素敵で、本当にわくわくしてきます！
それから、追加要素である後日談の画面が１つ見えていて、そこでタカミがトウラに対し「…おじいちゃんでいい？　呼び方。」って！(*≧∀≦*)
ニヤニヤが止まらんです！！
良いですね～＾＾。
トウラが何と答えるのか…楽しみです！

移植と聞いて、完全新作ではないのでちょっとがっかりしてましたが、やはり色々と楽しそうです！＞カヌチ！！
限定版にはＢＧＭ集も付くようで……。
今回もきっと限定版を買わざるを得ないのでしょうね（*^_^*）

秘密 （公瑾×花）

恋戦記ＳＳ　＞　公瑾花　です！

感じがうまくつかめないまま、書き進めてしまいました（*^_^*）
正直に言うと、もっともっと長くなりそうだったので少し切り上げました。
ここのところ長めの文章が続いたので…さらっと読めて、気持ちニヤリと出来ればいいなぁと思ったりして＾＾。
たまにはこの矢印でも良いかなぁと。

恋戦記では公瑾花ばっかり書いてしまう…。
ホントはもっと孟徳も書きたいし（元譲編含む：笑）、玄徳や子龍だって書きたいんですけど～(^^ゞ。
とにかく書きたい事が多すぎる！！＞公瑾！
こればっかりはしょうがないですね…（苦笑）

それでは…。
お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m

いつのまにか感じる肩への重みに気付いて、花はそっと顔をあげ隣りを窺う。
サラリと軽く流れ落ちる髪がかかっていたがその瞳は閉じられ、端正な顔立ちはより一層の秀麗さを増したように見えた。

（公瑾さん―――少し、顔色悪いかな…？　昨日は徹夜だったって言ってたっけ…。　せっかくだから、もう少し寝かせてあげたいな…）

少しだけ時間があるからと、庭の木の根元に並んで座り書を読む練習をしていた。
花が声に出して読み上げ、文章に詰まると公瑾が隣りから正しい読みを教え…という事を繰り返していたのだが、花が詰まることなく２頁ばかり読み進めている間に、公瑾は眠りに落ちてしまったようだ。
どうやらここ数日かなり多忙だったようで、その疲れが出たのかも知れない。

（そういえば…公瑾さんの寝顔を見るのって、久しぶりだな♪　あの、矢傷をこじらせて以来かな？…あの時は―――高熱が出てひどくうなされていて、本当に苦しそうで…。　見ているこっちも凄く辛かったけど。…良かった…今はとても穏やかな顔をしてる）
少しだけ身体をずらして公瑾の顔を覗き込む。
あの時のように痛々しい表情ではなくて、少し―――微笑っているかのように安らかな顔をしていて、呼吸も深く規則正しく紡がれている。

（―――心の枷が、少しは軽くなったかな？　それが…『私といるから』だったらいいな///）
哀しい想いも辛い思い出も…早々簡単には拭えるものではないだろうけど、今、この寝顔を見る限りでは、あの頃のように思い詰め、自分を追い込んではいないように見える。
「―――公瑾さん……私は、ずっと貴方の傍にいますから、ね？」
それが花の願いであったし、公瑾の為にできる唯一の事だと思うから。
この世界で、貴方の傍で、貴方を見つめて生きて行くことを選んだのだ…と。
公瑾の寝顔に花がそぅっと囁くと、夏の終わりの気怠るげな風が木立を吹き抜けて、はらはらと終わりかけの百日紅（さるすべり）の花弁を舞い散らせた。

「…ぁ…」
いくつかの紅い花弁が、公瑾や花の頭や肩や膝に降ってくる。
「ふふ…公瑾さん、お花も似合うって言ったら、怒るかな？」
美しいその顔を彩るように散り落ちた紅い花弁。
髪についたその１つを取ってあげようと手を伸ばしたその時、公瑾の瞼が微かに揺らぎ、もたれていた頭が花の方へ傾いだ。
「！！っ…（―――公瑾…さん…）」
吐息が触れ合わんばかりの距離に―――花は一瞬で心奪われる。

（―――ふれたい……）
想い人との、余りに近いその距離を意識した途端に。
沸き起こったその衝動が花の理性をも支配した…。

―――触れたい。

その唇に……。

そこに宿る熱を。

感じたい―――。


息をつめ、そっと、そっと顔を寄せて…。
自分の顔を火照らせるその熱が、相手にも伝わるんじゃないかとヒヤヒヤしながら。
（お願い…まだ、目を開けないで……）
キュと目を閉じて。
唇を、触れ合わせる…。
その一瞬はまるで永遠のようにさえ思えた―――。

そうして…花は唇を離したあと恐る恐る公瑾を窺う。
先ほどと変わらずまだ眠りに落ちているその様子に胸を撫でおろし、
（良かった…まだ、眠ってる……。　公瑾さんの唇…少しひんやりしてた…　///　って！！　私…今…公瑾さんに何したの！？）
自分の行動を思い返して驚きに心臓が止まるかと思った。

（い、言えないから…！　こんなの絶対！誰にも言えないから！！―――公瑾さんの唇を盗んだ、なんて……絶対に、秘密…！…秘密なんだから…！！）
恥かしさや驚きや…その他諸々の感情に混乱しながらも、未だ無防備な寝顔を見せる公瑾を前に花は固く心に誓った。
―――その誓いをいつまで守ることが出来るのかは、花自身にも分からないのだけど…。


　－終－

close