4話目はウキツ兄さんにしてみました。
この人も、お約束な反応が待っているのですが(^^)
シンとは逆の方向に突っ走るので、意外と面白かったです。
どれだけ純情…?
どれだけ照れ屋…?
そう思いながら書いてました(^^ゞ
ネタさえあれば動かしやすいんですが、ネタに走りすぎてもなぁ…と思案する日々です。
それでは、お楽しみいただけましたら幸いです♪
「わぁ、可愛い♪ …見てください!ウキツさん!!」
採取へ出掛ける途中…。
出会ったご近所の若夫婦の前で立ち止まり、アキは先を行くウキツを呼びとめて大きなカゴの中を指す。
「んぁ?…何が”カワイイ”って…?」
さして興味も無さそうな態度で、カゴを覗き込むウキツ…。
そこにはおくるみに包まれた双子の赤ん坊の姿が…。
「へぇ…?…ふたごだねぇ…」
流石に双子は珍しいのか、まじまじと見ていると
「でしょう!?…すっごく!可愛いでしょう!?…もぅ、見て下さい!このちっちゃな手!!く~~~、食べちゃいたいくらいっっ!!」
つんつんと小さな赤ん坊の手をつっ突きながらアキは言う。
言われてウキツもそこへ眼をやり、確かに…と納得しつつも、
「や…食べちゃダメだろ…食べちゃ……」
冷静に突っ込んでみる…。
「だって、あんまり可愛いんだもん!……いいなぁ~私も双子ちゃん…欲しいなぁ~」
「な…!!!(ほ、欲しいって…おま…)」
アキの無邪気な一言にウキツの顔色が変わる。
「?…ウキツさん…?」
「バ…バカなこと言ってんな!……ホラ、もう行くぞ!!」
耳まで真っ赤にしてそう言い残すと、アキの方へ顔を向けずウキツは歩き出した。
「え?…え!?…何怒ってるんですか!?…ウキツさん!!」
後を追い、アキはウキツの腕を掴む。しかしウキツの歩く速度は変わらない。
「怒ってる訳じゃねーよ…!」
「でも、何で急に…!」
「…チ…!…この、天然!!」
「え?…天然って、どーいうことですか!?…ねぇ!ウキツさん!?」
「いーから黙ってついて来い!……それから!しばらく双子のことは忘れろ!!」
「えぇ!?…そんな…!横暴です!!」
「うるさい!」
「ウキツさん!!」
まさに天然なやり取りを披露しつつ、もの凄いスピードで去っていく二人の後ろ姿を若夫婦は苦笑いして見送った。
♪BGM with 【大塚愛:SMILY】
……泣きたいところは 1人でも見つけられる 笑って 笑って 君の笑顔が見たい…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
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