~ デス・コネクション 創作SS ~
バレンタインSS デスコネから、ヴィシャスアメリアです!
や、タイトルはもう相当やばいんです…何も出てこなくて!(爆)
で、も一ついうと、「順番飛ばし」しました、この話!(苦笑)
というのも……カヌチのバレンタインSSとか、ウィルのSSとか!
書いてる途中なのに急にヴィシャスのSS思いついてしまって、今さっき下書き済ませて即UPなので!!
出来たてなので熟成も何もなく…寧ろもっと落ち着け!と宥められそうな出来なんですが(>_<)。
書きたかったんです。
わがままでゴメンナサイ…m(__)m
…ので、所々おかしい所があるかもですが。
そこは…目を瞑っていただくか、こっそり私にご指摘ください(笑)。
それでは。
お楽しみ頂けましたら幸いです(^O^)/
「なぁ、アメリア」
「なぁに?」
「……今日って何の日か知ってるか?」
「2月14日よね?…んー…ヴァレンティスヌス司祭の命日…?」
「………だよなぁ…」
がっくりとうなだれながらヴィシャスはソファに長々と身を横たえると顔に新聞を乗せた。
「ヴィシャス…?」
アメリアの呼び声がしたけれど、狸寝入りを決め込んで。
―――分かってる…
この世間知らずのお子様に、人並み程度の社会常識とやらを期待した所でその多くが無駄に終わる事なんて…。
けど―――街がこれだけ浮かれていれば、何らかの情報が入ってもいいだろうに!
そう…チョコとか。
チョコとか!
チョコとか!!
街にあふれるチョコレートの宣伝を何の不思議もなく、今まで見てきたのかと思うと…正直『どーなんだ?』とも思ってしまうが…。
「(チ…ヨシュアの奴…ソレ位教えとけっての!)」
都合の悪い事は全部ヨシュアの所為にして納得してきたが…今回ばかりはさすがに自分から『今日の日の意味』を教えるわけにもいかない…。
「(しゃーねぇ…姐さんに頼むか!)」
人並みの事など経験したことは無い。
普通の恋愛だって……自分からは縁遠いものだった。
だから今のこの状況が、どれほど幸せな事なのかも分かっているつもりだ。
けれど―――― 生きていれば欲も出る。
それが好きな相手に対してなら尚更だ。
たまには――― お前の口から想いを告げられたい。
お前の声で、その言葉を伝えて欲しい…。
そう思ったって…おかしくないだろ?
「…チ………甘いな…俺も」
新聞のインク臭の下で気付かれないようにそっと溜息をついたら、バサ…とそれが取り上げられた。
急に視界が広がって眩しさに目を細めると、その視線の先には…自分を見下ろすアメリアの顔。
「……まぶしー」
「ゴメンね?…意地悪しちゃった…」
「あ?…んな大した事じゃねーだろ…新聞くらい」
「……そうじゃなくて…」
「……!?」
拗ねた気分で目を逸らしていたら……静かにアメリアの顔が近付いて。
ふわりと口接けを落とされた。
「………」
柔らかなその感触に驚いていると、
「…大好きよ…ヴィシャス。……チョコレート、貰ってくれる??」
頬を染め、アメリアは小さくそう囁いた。
「!だ…騙したのか…!」
「だから、ゴメンって…!…キャ」
ようやく脳内の回路が繋がったヴィシャスは一瞬眼を尖らせたけれど。
次の瞬間には腕を伸ばし、チョコレートごとアメリアを己の腕の中に収めていた。
「ヴィシャス!?…く、苦しいし……チョコが溶けちゃう…!」
「うっせ!…俺を騙した罰だ!しばらくこうしてろ!」
抱きしめる腕に更に力を込めて、そう言いきった。
「―――ヴィシャス…?……あの……怒ってるの…?」
しばらく大人しくそうしていたが、アメリアは恐る恐る腕の中から問いかける。
「ったりめーだろ…」
「ご、ごめんなさい……驚かそうと思って…それで…」
腕の中から、アメリアの肩を落とした様子が伝わってくる。
「…そうじゃねぇ…」
「え?」
「―――― 好き…じゃ…足りねーだろ??」
そこで腕を緩めてその顔を覗きこんでみた。
「ホラ…言ってみな?」
ハードルを上げて促してみれば…、
「/// …も…う!」
アメリアは更に頬を染めたけれど。
「愛してるわ……ヴィシャス…!」
そう言ってアメリアはヴィシャスの首に抱きついた―――。
THE FIN
★ 言い訳…デス ★
つまるところ、ヴィシャスはチョコが欲しかった!!
………それだけの話(笑)
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。