猛獣使いと王子様SS > ルシアティアナ ですm(__)m
本当は…本当は14日にUPする予定だったのに、色々立て込んで実行できませんでした(T_T)。
最近こんなのばっかりですみません。
今年はバレンタインSSを仕上げる事も出来ず、敗北感でいっぱいです…。(苦笑)
とりあえずこのSSは書きかけで止まっていたものなんですが、タイミング的にはもうすぐFDも発売になるし良いかな、とUPしてみました。
ええ、もう…FDでのルシアが本当に甘々大 HAPPY END なのか、それともやっぱり「残念!!」的な所に着地するのか…(笑)、個人的にはスゴク楽しみなんです♪
他の兄弟たちは押しの強い様子をチラ見せされているのでね!
(どうしたってルシアは残念でしょう!^^)
「――――ティアナ…言いたいことがあるなら…言ってくれよ」
「え!?」
思いつめた表情でルシアは言った。
「……ルシア? 言ってる意味が良く分からないんだけど…」
少々戸惑いながらティアナがそう返すと、
「――――だって……お前、ここのところオレのバイオリン、聞かないじゃないか」
「!え…っと」
「オレの音が、物足りないから…未熟だから、聞いてられないんだろ」
「ち、違うよ」
「だって、今日も昨日も…オレがバイオリンを弾きだしたら……部屋から出ていくじゃないか。 前は聞いていたのに…」
「違うの、ルシア…!あの…あのね」
ルシアの言葉を慌てて否定しつつも、頬を染め もじもじしながらティアナは説明した。
「…笑わないでね…?……私、ルシアの音を聞いていると…おかしいの」
「は?」
「…とても……ドキドキするの」
「………」
「なぜだか分からないけれど…すごく嬉しいというか…照れくさいというか…。///…好きって…言ってもらってるような気持ちになるの。 鼓動は早くなるし、熱が顔に上ってくるし…。ねぇ、ルシア、私どこかおかしいのかな?」
そう言いながら、自分の言っていることが随分恥ずかしい内容だと思えてきて…頬を染めてティアナは俯いてしまった。
そんな彼女を茫然と見つめていたルシアは我に返ると、
「ばーかっ!―――そんなの全然、可笑しくないじゃねーか」
「え!?」
あっけらかんとしたルシアの声にティアナは顔を上げて見つめ返す。
ニヤリと笑いながらもルシアの頬も赤く染まっていて…。
「オレはいつも―――お前が好きだって……オレの気持ちがお前に届けばいいって、そう思いながら弾いてるんだぜ?」
「…ルシア」
「オレの音はお前の為だけの音…。 お前を想って奏でる音なら、世界中のどのバイオリン弾きにだって負けやしねぇよ!」
多少の誇張があったとしても、その気持ちは本物…。
それが分かるから―――真っ直ぐに届けてくれるその気持ちが嬉しい。
「ルシアは……すごいね…」
「何言ってんだよ…お前の方がもっとすごいだろ?」
「そんなことないよ」
「大体、オレがスゴイっていうなら…オレをスゴクしたのはお前なんだから。…お前はもっと自分を誇ってもいいだろ?」
「…ルシアってば…」
ぐるぐる廻る議論の先に、お互いを強く想う気持ちを感じるから。
嬉しくなってティアナは思わずルシアの首に抱きついた。
「ぅわっ…!」
その拍子に2人してソファに倒れ込む。
「なぁ…オレは本当にお前の為にしか弾かないから―――ずっと傍で聞いててくれるか?」
「うん。…いつも私にルシアの想いを音に乗せて届けてね? ふふ、すごく幸せ者だね、私…。大好きな人に、素敵な音で毎日告白してもらえるなんて…」
はにかみながらティアナがそう言うと、
「ふふん…? じゃあ、お前には態度でオレの音に答えてもらわないとな?」
「え!?」
押し倒す形になっていたティアナが身を引くより早く、ルシアの手が彼女の腰に廻って捉えた。
「…毎日…オレの告白を聞くんだろう? 告白なら、返事をもらわないと…。 今日の分―――返事は?」
「る、ルシア…」
密着した態勢から逃げることが出来ず困惑した表情を見せるティアナにルシアは、
「ほーら…早くしないと―――拗ねるゾ」
と口を尖らせて拗ねるようなしぐさをして見せた。
「もう…!」
そんなルシアにティアナは観念したように微笑いながら、
「…大好きよ…ルシア」
彼の唇にそっと優しいキスを捧げた…。
THE END
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。