この連休は緋色PLAYにはまってしまうか、今ちょっと調子を崩しているので休養に充てるかも知れないので、先に出来上がっているSSをUPしました(^^ゞ
実は朝食シリーズはシンさんの話が真っ先に浮かんだんですね。
もう大概の話は、シンさんが相手でも代用が利くほど、私の中では最高のCPなんですよねシンアキって♪
あと、シンさんで手をつけてないのは…Sの方向…? いや、さすがにそれはムリ…(苦笑)
あ、アレもやってないや(^^ゞ
うん、アレ、拾ってみよう♪
…ということで。
お楽しみ頂けましたら幸いです\(^o^)/
清々しい、朝の目覚め……。
小鳥のさえずりと…朝食の支度をするリズミカルな包丁の音。
そして、食欲を誘う匂い……。
ぐぅ…。
情けない音に苦笑してベッドから抜け出る。
上着を着ながら台所へ向かうと、そこには可愛らしい後ろ姿……。
「おはよ…アキちゃん♪」
「!!シンさん!?…もぅ、危ないですよ…!刃物も火もあるんですから・・・!」
後ろから抱きしめたら……怒られた…。
「―――ベッドの中ではあんなに可愛いのにさ……」
「な…!」
しょんぼりと呟くシンの一言にアキは頬を染め振り返る。
「朝になると君は、俺を置き去りにしてあっさり日常に帰っちゃうんだよね……」
寂しいよ…と、アキのあごを捉えるとその唇をついばむ。
「も…う!…シンさん!」
火にかけっぱなしの鉄鍋やらが気になってそれ所ではないアキは、シンの腕を強引に解くと調理に戻る。
「まともな朝食が食べたかったら、少し待ってて下さい…!それから……待ってる間に顔を洗ってきて下さい」
毎日聞くその言葉に破顔して、シンはアキに言われたとおり顔を洗いに洗面へ足を向ける。
調理中の彼女は鍛冶をしている時と同じで、かなりの真剣モード…。
他の要素が入り込む隙がない。…もしかしたら――徹底して『火』が好きなのかも知れない……。
そしておよそ10分後。
食卓には絵にかいたような朝食が用意された。
「はあぁぁぁ!!アキちゃん♪ …嬉しいよ!ゼンブ俺の好きなものばっかりだ♪」
本当に嬉しそうにそう言ってフォークをとるシンにアキは苦笑を返す。
「昨日も、おとといも、その前も…。…毎日そう言ってませんか??」
お世辞だとしても、もう少しバリエーションが欲しい…。
そんな思いを込めて言うと、
「え――っ!?…だって……アキちゃんの手料理が、俺の大好物なのに……他にどう言えばいいの?」
「!……そ…れは……光栄…デス」
思いがけない切り返しに戸惑いと、嬉しさと、気恥かしさに同時に襲われる……。
頬を染めて俯くアキを眺めながら、シンはさらに続ける。
「この卵焼きがまた、絶品なんだよね~~♪」
シンの為だけに焼く卵焼きは、アキの想いの象徴だ…。
それを分かっているシンはぬかりなくそこを押さえて、幸せそうに笑う。
「シンさん……」
「アキちゃんも、一口どーぞっ♪」
「!……」
お気に入りの卵焼きを一すくい、アキの口の前に差し出す。
いくら他人の眼のないこの状況とはいえ……アキが躊躇ってフォークとシンを交互に見ていると、
「どーぞっ♪♪」
更にフォークが迫り、アキの唇に触れた。
シンがフォークを退く気はない事を悟って観念したアキは、ようやくパクリと卵焼きを口にいれた。
「本日のお味はいかほど…?」
「ん…ひょうも…いいかんひ…」
「…俺はね……アキちゃんの次に、この卵焼きが好きなんだ…」
そういうとシンは身を乗り出してアキの唇についた卵をペロリとなめとった。
「!!シンさん…!」
咎める様子のアキを気にもとめず、シンはにっこり笑う…。
「―――だから、毎朝大好きなものが食卓に出て、すっごい幸せ♪」
♪BGM with【嵐:ROCK YOU】
……簡単なことだよ 愛情注ぐ 理由はいらない だからそう届けたい…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
fxwill.com
お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
こちらで取り扱いますゲームの内容やそれに関連する創作SSに関しましては、製造元などとは一切関係がございません。あくまでも個人的に書き連ねているものですので、ご理解・ご了承のうえお楽しみ下さいませ。
なお、内容に関しましては無断転記等一切ご遠慮下さいますようお願いいたします。