なんだかんだいって、私の中では外せない人になりました。
でも…素朴なギモン…
クラトとアクトは双子ちゃんのはずなのに、髪の色も瞳の色も違うんですよね……
(そーいうとこ、突っ込んじゃいけないんでしょうか?(笑))
どーでもいいことが最近とっても気になる…(>_<)
それでは、お楽しみ頂けましたら幸いです(^^♪
「キャー!可愛い!!クラトさん、クラトさんっ!ホラ!!」
アキが興奮してクラトの袖を引っ張った。
二人して採取に出かける途中で出会った若夫婦のもつ大きなカゴの中を覗くと、おくるみに包まれて眠る双子の姿…。
「へぇーー…」
「ね?可愛いでしょ?…クラトさんたちもこうでした?…アクトさんとお揃いの産着を着て、同じ揺りかごで寝てました??」
「え!?……さ、さぁ…?…どーだろうな…??」
当たり前だが、覚えているはずもない。
そんな話を聞かされた覚えもない…。
アキの期待に応えられるような思い出話が何かないかと必死に考え込むクラトを尻目に、アキの暴走は止まらない。
「ほら!こんなにちっちゃな手!!プニプニしてて、可愛いーーっ!!いいなー!欲しーーいっ!!」
真面目に考え込んでいたクラトの思考が、アキのその一言に急停止する。
「ななななな、何言ってるんだよ…アキ…!?」
「えー!?…だって……こんなに可愛いんですよ?…反則だと思いません?…ほらぁ?」
頬を膨らませつつ、双子ちゃんの手を握って抗議する。
「………(あ……あれ…??―――自分の発言に……気づいてナイ…?)」
無邪気なアキの様子にクラトはかろうじて冷静さを取り戻すと考える。
「(…ま、無駄に慌てさせるのもなんだし…ここは話を合わせておくか……)」
「クラトさん?」
「ん?…あぁ…可愛いな、確かに…」
「でしょ??」
「でもさ…・・お前がこの子たちを貰っちゃったら、こちらの方が寂しい思いをするだろ?…時々一緒に遊ばせてもらえばいいじゃないか…」
努めて冷静に常識的説得を披露して、クラトはアキの頭を撫でた。
「う…ん…それは、そーなんですけど…」
「さ、そろそろ行かないと、十分に採取出来ないぞ…」
「…はーーい…」
クラトが促すとアキは渋々立ち上がり、若夫婦に別れの挨拶をした。
何とか乗り切った…と思って長めの吐息をついたクラトの顔をアキが覗き込む。
「ぅ……なに…?」
ビクビクしながら問いかけると、
「ふふふ♪ ……ちょっとだけ…クラトさん達の子供時代を見ることができた気分です♪得しちゃいました…」
「…そっか……」
冷や汗をかいたことなど吹っ飛ばすようなアキの明るい笑顔―――。
こんな笑顔が見られるなら…ちょっとくらい焦ってもいいかな?
とんでもなく甘いことを考えながら、クラトも微笑った…。
♪BGM with 【GLAY:春を愛する人】
……抱きしめたい こんなにも人を愛おしく思えるなんて そんな出逢いを 今2人でいる幸せ…
THE FIN
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現在お礼文3件UPしています!
(超小ネタSSSより OZMAFIA1・緋色1・
ブラコン1・2013.8.13.)
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お見苦しいところが多々あると思いますが、よろしくお付き合い下さいませ。
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